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Minerva人文・社会科学叢書
公共政策決定の理論

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  • サイズ A5判/ページ数 348,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623045815
  • NDC分類 301
  • Cコード C3331

出版社内容情報

政策決定の理論モデルを提示する。

内容説明

複雑化する現代社会において、公共政策が作成される現場は分野ごとに細分化され、また各アクターの思惑が激しく対立する。そうしたなかで、公共政策の全般的なクオリティを高める、実効性のある一般的方法を追及することは可能だろうか。著者は、「意思決定システム」という観点から、公共政策が形成されるその全貌を把握し、また、改善すべき点を指摘し、変革の提案を行なう。その準拠点となるのが、組織論・経営科学や社会諸科学の知見を集約して構築される、資源制約のなかで「現実的に理想的な」状態を示す公共政策決定の「最適モデル」である。政策研究の体系化を目指す著者の先駆的業績は、中心的な理論が不在の政策研究の現状において、ますます重要性を増している。

目次

第1部 本書の課題
第2部 公共政策決定を評価するための枠組み
第3部 現代の公共政策決定についての診断的評価
第4部 公共政策決定の最適モデル
第5部 公共政策決定のクオリティ向上のために
第6部 決断―自らの手で未来を創り出すか、それともこのままズルズルといくか

著者等紹介

ドロア,イェヘッケル[ドロア,イェヘッケル][Dror,Yehezkel]
1928年イスラエル生まれ。1955年ハーバード大学にて法学博士号を取得。1972年ヘブライ大学社会科学部政治科学科教授。RAND研究員、イスラエル内閣府顧問、同国防省顧問などを歴任。現在、ヘブライ大学社会科学部政治科学科名誉教授

足立幸男[アダチユキオ]
1947年名古屋市に生まれる。1970年京都大学法学部卒業。1975年京都大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。帝塚山大学教養学部、京都大学教養部助教授を経て、京都大学大学院人間・環境学研究科教授(公共政策学/政治理論)

木下貴文[キノシタタカフミ]
1977年愛媛県今治市に生まれる。2004年京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程中退。現在、システムエンジニアとして勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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