出版社内容情報
戦争回避を模索した混迷の外交政策を再検証。
内容説明
1919年パリの講和会議から1943年東京における大東亜会議に至るまでの日本の外交政策を考察。当時の外交政策を全て戦争に帰結させる道標として位置づけるという一面的考察ではなく、当時の日本外交も様々な制約のなかで破滅的敵対関係からの回避を模索し、可能な限り平和的手段で、国家目標を達成しようとしていた面を再検証する。
目次
第1章 パリ講和会議
第2章 ワシントン会議:一九二一~一九二二年
第3章 中国ナショナリズムへの対応:一九二三~一九二九年
第4章 世界恐慌と軍事的膨張:一九二九~一九三二年
第5章 国際協調主義からの離脱:一九三二~一九三六年
第6章 コミンテルンとの対峙:一九三五~一九三七年
第7章 日中戦争‐第一局面:一九三七~一九三九年
第8章 日本・中国・欧州戦争:一九三九~一九四一年
第9章 アジア・太平洋戦争:一九四一~一九四三年
著者等紹介
ニッシュ,イアン[ニッシュ,イアン][Nish,Ian]
ロンドン・スクール・オブ・エコノミックス・アンド・ポリティカル・サイエンスの国際史の名誉教授
関静雄[セキシズオ]
1947年9月生まれ。京都大学大学院法学研究科博士課程修了。京都大学法学部助手、帝塚山大学教養学部教授を経て、現在、帝塚山大学法政策学部教授(日本政治外交史専攻)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- サンダーバード完全記録