出版社内容情報
【内容】
昆虫と猫をこよなく愛し、美しい孤独を生きた女性――
知的好奇心に突き動かされ、みずみずしい感性から紡ぎ出されたエッセー。
(読んでいてじつに記述が短いと思う。
文系の人なら、ここまでをすでに波瀾万丈の物語に仕立てるはずである。
それをかくも短く要約されると、読者としての私のイマジネーションが、逆に極度に働き出す。人生をこれだけに要約するとは、どういうことか。
――養老孟司「解説」より)
【目次】
I 虫愛づる日々
1中国・青島―幼い頃/2日本―大人になるまで/3中国・上海―戦時下の暗い日々/4イスラエル―希望に燃えて復学/5ドイツ―大学院での研究/6イスラエル―アフリカへ渡るために/7ガーナ―初めての冒険/8アメリカ合衆国
II 新たなる夢に
9タンザニア―ツェツェバエを追いかけて/10ガーナ―カカオの受粉者/11 サハラ砂漠―天敵を利用した害虫駆除/12ナイジェリア―進化する昆虫/13オクラホマへ帰る―ミノムシ、ライオン、フレッド・ホイル卿/14テキサス州アルパイン―攻撃と自衛の闘い/15ケニア―進化の現場/16昆虫の時代
III 愛しきものたちへ
17ジャン・アンリ・ファーブルの生涯/18大好きなこと/19夢/20科学者と永遠の魂/21ティラノザウルス―史上最強の破壊兵器/22クロマニヨン人―一番近い親戚/23私たち人類の未来/24地球外生物/25彗星/26火星人の夢/27回想、そして未来へ
参考文献/訳者あとがき/解説/年譜
内容説明
昆虫と猫をこよなく愛し、美しい孤独を生きた女性。知的好奇心に突き動かされ駆け抜けた生涯と、みずみずしい感性から紡ぎ出されたエッセー。
目次
第1部 虫愛づる日々(中国・青島―幼い頃;日本―大人にまるまで;中国・上海―戦時下の暗い日々 ほか)
第2部 新たなる夢に(タンザニア―ツェツェバエを追いかけて;ガーナ―カカオの受粉者;サハラ砂漠―天敵を利用した害虫駆除 ほか)
第3部 愛しきものたちへ(ジャン・アンリ・ファーブルの生涯;大好きなこと;夢 ほか)
著者等紹介
カウフマン,東子[カウフマン,トウコ][Kaufmann,Tohko]
1917年7月中国青島生まれ。ドイツ人の父と日本人の母との間に生まれる。津田英学塾(現在の津田塾大学)卒業。ヘブライ大学で理学修士号、ミュンヘン大学で博士号を取得。動物学、特に昆虫学が専門。世界を広く旅し、アメリカ合衆国のメリーランド州ボルチモア、アラスカ州フェアバンクス、オクラホマ州ノーマン、テキサス州アルパイン、またガーナ、タンザニア、ニジェール、ナイジェリア、ケニアといったアフリカの国々にて昆虫研究に従事。昆虫の生物学的、生態学的、進化的側面について科学論文を多数執筆。2001年、ケニアにて死去
青木聡子[アオキサトコ]
大阪生まれ。ノートルダム女子大学文学部卒業。紡績会社秘書課勤務、塾講師を経て、現在Holon Culture Space Co.経営。産業翻訳、特に法律関係、航空関係、ビジネス企画に携わる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Jane Doe
oul