出版社内容情報
【内容】
最も早く公立学校制度と公立学校管理のための教育委員会制度と州教育長制度を創設し、アメリカ公教育制度をリードしたマサチューセッツでの現代的な公教育制度の成立過程をたどる。
【目次】
まえがき
第1章 ホレース・マンの教育費思想
―近代公教育成立期における支配的公教育費認識―
序 公教育費と国家権力
1 自然法を原理とする 公教育費思想
2 教育の経済的価値を原理とする 公教育費思想
3 マンの教育費思想の構造とその基本的性格
第2章 19世紀における公教育及び公教育制度の発展
―ruralとurbanのちがいを中心に―
序 都市化と公教育
1 19世紀マサチューセッツ公教育の量的発展
2 19世紀公教育におけるruralとurban
3 19世紀公教育の発展と教育費
4 ruralとurbanにおける公教育発展の特徴
第3章 教師の専門職性と教育行政職の専門職性
―19世紀後半ボストン市教育委員会の発展を対象に―
序 教育における専門職主義と民衆統制
1 1820年代までのボストンの教育委員会
2 1830年代~1860年代の公立学校教師と市教委の実態
3 1875年代教委改革及び1879年教委改革とその修正
4 1897年及び1898年の教委改革とその後の攻防
5 教育の民衆統制と教師及び教育行政職の専門職性
付 体験にもとづく日米義務教育費保護者負担の比較
あとがき
人名・事項索引
内容説明
戦後日本における公教育制度のモデルとなったアメリカの公教育の思想と制度―本書は、20世紀初頭までアメリカ公教育制度をリードしてきたマサチューセッツでの現代的な公教育制度の成立過程を詳細にたどる。
目次
第1章 ホレース・マンの教育費思想―近代公教育成立期における支配的公教育費認識(公教育費と国家権力;自然法を原理とする公教育費思想;教育の経済的価値を原理とする公教育費思想 ほか)
第2章 19世紀における公教育及び公教育制度の発展―ruralとurbanのちがいを中心に―(都市化と公教育;19世紀マサチューセッツ公教育の量的発展;19世紀公教育におけるruralとurban ほか)
第3章 教師の専門職性と教育行政職の専門職性―19世紀後半のボストン市教育委員会の発展を対象に(教育における専門職主義と民衆統制;1820年代までのボストンの教育委員会―全面的学校監督権を持つ教育委員会誕生までの過程 ほか)
-
- 和書
- 新約聖書の学び