出版社内容情報
【内容】
急激な世界経済の変化の背後にある共通したシステム・メカニズムを分析し,グローバル化とリージョナリズムの両側面により,各国・地域の技術革新の諸問題を解明する。
【目次】
序章 技術革新とヘゲモニーの動揺
1 ミリタリー・パワーからインダストリアル・パワーへ
2 本書の構成と分析視角
第1部
第一章 技術革新・移転の理論とメカニズム
1 技術革新の理論とメカニズム
2 技術移転の理論とメカニズム
3 経済成長の企業内・企業間技術リンケージ
4 現代世界経済と国際技術移転
第二章 アメリカにおける技術開発と競争力政策
1 国家安全保障と重要技術
2 技術力評価と競争力政策
3 技術開発と製造業
4 日米ハイテク摩擦の力学
第三章 日本産業の技術革新システムと国際競争力
1 日本産業の技術革新システム
2 日本的製品開発システムとその優位性
3 日本的開発システムと「デザイン・イン・システム」
第四章 技術革新とEC経済
1 経済システムの転換と技術革新
2 EC経済のハイテク化
3 ECの構造調整と技術革新
4 ECのR&D活動
5 一九九二年統合とECハイテク産業の活性化
6 ECの科学技術政策の進展――結束と変化
7 技術革新の可能性
第2部
第五章 ソ連の技術革新パフォーマンス
1 ソ連の技術水準
2 西側からの技術移転形態
3 西側技術輸入とその影響
4 R&D――新技術の採用と拡散
5 「民需」再生を求めて
第六章 ハンガリーの技術革新
1 ハンガリーと技術移転の現状
2 ハンガリーの技術貿易とR&D活動
3 ハンガリーの国内技術開発体制
4 ハンガリー技術革新の今後
第七章 NIESの経済成長と技術蓄積
1 NIESの成長と技術移転
2 技術移転と技術吸収
3 先端技術と多国籍企業の国際戦略
4 NIESにおける先端技術産業
5 NIESの技術吸収とその課題
第八章 技術革新と南北問題
1 技術発展の南北問題
2 ASEAN諸国の「国際輸出加工基地」化と対外技術依存の深化
3 輸出主導型工業化の一典型=「輸出加工区」の新展開
4 環境破壊の深刻化と「代替的発展の道」
終章 世界経済と技術革新のゆくえ
1 技術革新と技術移転へのアプローチ
2 技術進歩と世界経済
人名・事項索引・欧文略語
内容説明
パクス・アメリカーナの衰退、ソ連崩壊・東欧変革、EC統合、アジアNIES工業化、発展途上国の経済的自立と南北問題など、急激な世界経済の変化の背後にある共通したシステム・メカニズムを分析し、グローバル化とリージョナリズムの両側面より、各国・地域の技術革新の諸問題を解明する。
目次
序章 技術革新とヘゲモニーの動揺
第1章 技術革新・移転の理論とメカニズム
第2章 アメリカにおける技術開発と競争力政策
第3章 日本産業の技術革新システムと国際競争力
第4章 技術革新とEC経済
第5章 ソ連の技術革新パフォーマンス
第6章 ハンガリーの技術革新
第7章 NIESの経済成長と技術蓄積
第8章 技術革新と南北問題
終章 世界経済と技術革新のゆくえ