ナイチンゲール 神話と真実 (新版)

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ナイチンゲール 神話と真実 (新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 311p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622087588
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0047

出版社内容情報

クリミアから帰国後、看護から遠ざかり公衆衛生改革へと自らを駆り立てていったナイチンゲール。その謎に迫り、新事実を明らかにする「ランプを持った天使」として慈愛、献身の代名詞のように崇め奉られてきたフローレンス・ナイチンゲール。クリミアで名声を得ながら、帰国後、看護の現場に背を向けつづけたことは、後世の伝記作者たちを悩ませてきた謎だった。病院看護の仕事と、後進の看護婦の指導・育成をかつてあれほど激しく望んだ彼女が、いったいなぜ?
戦争終結の翌年、1万6千人の兵士の死をもたらした責任を追及する王立委員会が開かれた。ナイチンゲール自身が積極的に開催を働きかけた王立委員会が終了した直後、彼女は虚脱状態に陥り、10年もの間病床にあった。以後、完全に健康を取り戻すことなく、それでも一生をつうじて、政府や医学界を相手に苛烈な公衆衛生改革へと自らを駆り立てていったナイチンゲール。その原動力となった「罪の意識」とは。どんな事実に彼女は辿りついたのか。
没後より出版の相次いだナイチンゲール伝のいずれにも抜け落ちていたある事実を、偶然残された2通の手紙を導きの糸として追ったFlorence Nightingale: Avenging Angelからほぼ20年。新たに公開されたナイチンゲールの書簡やイギリス議会の記録をもとに、初版では謎に終わっていたところに納得のゆく結論を得た改訂版から、結論の加筆を生かした待望の新版。

「21世紀――ナイチンゲール像への接近」  川島みどり

図版
人物相関図
主なできごと

謝辞
まえがき

1 野心
2 クリミア戦争
3 戦後検証
4 隠蔽
5 復讐
6 名声と神話

資料「鶏のとさか」――ナイチンゲールが作成した最も有名な統計図表(1858年)

訳者あとがき
新版への訳者あとがき

原註
参考文献
索引

ヒュー・スモール[ヒュースモール]
著・文・その他

田中京子[タナカキョウコ]
翻訳

内容説明

「ランプを持った天使」として慈愛、献身の代名詞のように崇め奉られてきたフローレンス・ナイチンゲール。クリミアで名声を得ながら、帰国後、看護の現場に背を向けつづけたことは、後世の伝記作者たちを悩ませてきた謎だった。病院看護の仕事と、後進の看護婦の指導・育成をかつてあれほど激しく望んだ彼女が、いったいなぜ?戦争終結の翌年、1万6千人の兵士の死をもたらした責任を追及する王位委員会が開かれた。ナイチンゲール自身が積極的に開催を働きかけた王位委員会が終了した直後、彼女は虚脱状態に陥り、10年もの間病床にあった。以後、完全に健康を取り戻すことなく、それでも一生をつうじて、政府や医学界を相手に苛烈な公衆衛生改革へと自らを駆り立てていったナイチンゲール。その原動力となった「罪の意識」とは。どんな事実に彼女は辿りついたのか。没後より出版の相次いだナイチンゲール伝のいずれにも抜け落ちていたある真実を、偶然残された2通の手紙を導きの糸として追ったFlorence Nightingale:Avenging Angelからほぼ20年。新たに公開されたナイチンゲールの書簡やイギリス議会の記録をもとに、初版では謎に終わっていたところに納得のゆく結論を得た改訂版から、結論の加筆を生かした待望の新版。

目次

1 野心
2 クリミア戦争
3 戦後検証
4 隠蔽
5 復讐
6 名声と神話
資料「鶏のとさか」―ナイチンゲールが作成した最も有名な統計図表(一八五八年)

著者等紹介

スモール,ヒュー[スモール,ヒュー] [Small,Hugh]
1943‐。社会歴史学者、政治経済学者。イングランドのオクスフォードに生まれる。ダーラム大学で物理学と心理学を修め、卒業後は通信業界の経営コンサルタントとして長く勤め、1998年より研究・執筆活動に入る

田中京子[タナカキョウコ]
1948年、東京に生まれる。津田塾大学学芸学部英文学科卒業

川島みどり[カワシマミドリ]
1931年京城(現在のソウル)に生まれる。日本赤十字社女子専門学校卒業。日本赤十字社中央病院勤務を経て、看護教育に携わる。日本赤十字看護大学名誉教授。健和会臨床看護学研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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冬佳彰

14
クリミア戦争で、ナイチンゲールがスクタリ野戦病院に赴任し、環境や看護機構の改善に奮闘し、戦後検証後、軍や市民の衛生環境改革を行った期間に関するノンフィクション。あまり認識がなかったが、ナイチンゲールが看護の現場にいた時期って、短かったのね。帰国後は色んな厄介事に巻き込まれたり、自分の認識を反省するような統計結果を取りまとめたりと。その後は体調を崩し、死ぬまでほぼ病床で公衆衛生に関する提言や発表を続けていったという話。一筋縄ではいかない人生だ。本書、人物が入れ代わり立ち代わりで、決して読みやすくはない。2023/03/29

えすてい

8
リン・マクドナルド「実像のナイチンゲール」で完全否定された著者が、前著では未完に終わったミステリー部分を完結させマクドナルドに反駁するために書いたと言えよう。あえて露骨なマクドナルド批判は書かれてないが、ナイチンゲールが人生の多くを「隠遁」しベッドから出ることもなく90歳まで生き続けたその訳と意義をマクドナルドも「無視した」書簡や関係者の証言から読み解いていく。マクドナルドも随分と強引な論調もあり全面的に賛同できる本ではなかったが、伝記は史料の解釈と批判なので史料批判した執筆者によりけりということである。2019/06/08

あきら

1
20200006 伝記では美化されがちな人物像や偉人の功績について、資料をもとに真実の姿に迫った一冊。 伝記しか読んだことのない自分にとっては初めて知ることもあり、新鮮だったし、伝記では美化されまくっているナイチンゲールも人の子なんだなぁと感じる人間性が垣間見れるシーンがあり面白かった。2020/01/13

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