出版社内容情報
愛衣は魂の分身〈ククル〉と夢幻の世界に飛び込み、眠りから醒めない奇病・イレスに罹った患者のマブイグミ〈魂の救済〉に次々と成功する。やがて、患者の心の傷が、23 年前の通り魔殺人と、頻発する猟奇殺人に?がっていることがわかる。感動と驚きのフィナーレが待ち受ける超大作ミステリー、ここに完結。2020年の本屋大賞ノミネート作が待望の文庫化!
内容説明
次々とマブイグミを成功させる識名愛衣。次第に、患者の心の傷が都内西部で続発する猟奇殺人と関係があることに気づく。しかも、その事件は23年前に発生した少年Xによる通り魔殺人とも繋がっていた。少年Xは愛衣にとっても忌まわしき存在だった。最後の患者の正体とは?失踪した父親は少年Xの何を知ったのか?愛衣はトラウマを乗り越え、難事件の真相究明に立ち向かう。医療×ミステリー×ファンタジー、驚きと感動のフィナーレ!
著者等紹介
知念実希人[チネンミキト]
1978年生まれ。東京慈恵会医科大学卒業、内科医。2011年、福山ミステリー文学新人賞を『誰がための刃 レゾンデートル』(『レゾンデートル』と改題し文庫化)で受賞し、デビュー。主に医療ミステリーを手がけ、「天久鷹央の推理カルテ」シリーズが評判を呼び、15年に『仮面病棟』が啓文堂文庫大賞を受賞し、ベストセラーに。18年『崩れる脳を抱きしめて』、19年『ひとつむぎの手』、20年『ムゲンのi』で3年連続本屋大賞ノミネート。『ムゲンのi』は第6回沖縄書店大賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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イアン
ひさか
肉嬢★
さもっか|ミステリー小説読書連続365日達成!
金吾