ウイルスの意味論―生命の定義を超えた存在

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ウイルスの意味論―生命の定義を超えた存在

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622087533
  • NDC分類 465.8
  • Cコード C1045

出版社内容情報

その生と死はどこか奇妙だ。分解された親から複製され、破壊されても蘇り、体を捨て情報として潜伏し、突然実体化する。常識を問う書ウイルスとは何者か。その驚くべき生態が明らかになるたびに、この問いの答は書き替えられてきた。
ウイルスは、数十億年にわたり生物と共に進化してきた「生命体」でありながら、細胞外ではまったく活動しない「物質」でもある。その多くは弱く、外界ではすぐに感染力を失って“死ぬ”。ただし条件さえ整えば、数万年間の凍結状態に置かれても、体がばらばらになってしまったとしても“復活”する。ウイルスの生と死は、生物のそれとはどこかずれている。
一部のウイルスは、たびたび世界的流行を引き起こしてきた。ただしそれは、人類がウイルスを本来の宿主から引き離し、都市という居場所を与えた結果でもある。本来の宿主と共にあるとき、ウイルスは「守護者」にもなりうる。あるものは宿主を献身的に育て上げ、またあるものは宿主に新たな能力を与えている。私たちのDNAにもウイルスの遺伝情報が大量に組み込まれており、一部は生命活動を支えている。
ウイルスの生態を知れば知るほど、生と死の、生物と無生物の、共生と敵対の境界が曖昧になっていく。読むほどに生物学の根幹にかかわる問に導かれていく一冊。

はじめに ウイルスとともに生きる
第1章 その奇妙な“生”と“死”
第2章 見えないウイルスの痕跡を追う
第3章 ウイルスはどこから来たか
第4章 ゆらぐ生命の定義
第5章 体を捨て、情報として生きる
第6章 破壊者は守護者でもある
第7章 常識をくつがえしたウイルスたち
第8章 水中に広がるウイルスワールド
第9章 人間社会から追い出されるウイルスたち
第10章 ヒトの体内に潜むウイルスたち
第11章 激動の環境を生きるウイルス
エピローグ
あとがき


索引

山内一也[ヤマノウチカズヤ]
著・文・その他

内容説明

ウイルスとは何者か。その驚くべき生態が明らかになるたびに、この問いの答は書き替えられてきた。ウイルスは、数十億年にわたり生物と共に進化してきた「生命体」でありながら、細胞外ではまったく活動しない「物質」でもある。その多くは弱く、外界ではすぐに感染力を失って“死ぬ”。ただし条件さえ整えば、数万年もの凍結状態に置かれても、体がばらばらになってしまったとしても“復活”する。ウイルスの生と死は、生物のそれとはどこかずれている。一部のウイルスは、たびたび世界的流行を引き起こしてきた。ただしそれは、人類がウイルスを本来の宿主から引き離し、都市という居場所を与えた結果でもある。本来の宿主と共にあるとき、ウイルスは「守護者」にもなりうる。あるものは宿主を献身的に育て上げ、またあるものは宿主に新たな能力を与えている。私たちのDNAにもウイルスの遺伝情報が大量に組み込まれており、一部は生命活動にかかわっている。ウイルスの生態を知れば知るほど、生と死の、生物と無生物の、共生と敵対の境界が曖昧になっていく。読むほどに生物学の根幹にかかわる問に導かれていく一冊。

目次

第1章 その奇妙な“生”と“死”
第2章 見えないウイルスの痕跡を追う
第3章 ウイルスはどこから来たか
第4章 ゆらぐ生命の定義
第5章 体を捨て、情報として生きる
第6章 破壊者は守護者でもある
第7章 常識をくつがえしたウイルスたち
第8章 水中に広がるウイルスワールド
第9章 人間社会から追い出されるウイルスたち
第10章 ヒトの体内に潜むウイルスたち
第11章 激動の環境を生きるウイルス

著者等紹介

山内一也[ヤマノウチカズヤ]
1931年、神奈川県生まれ。東京大学農学部獣医畜産学科卒業、農学博士。北里研究所所員、国立予防衛生研究所室長、東京大学医科学研究所教授、日本生物科学研究所主任研究員を経て、東京大学名誉教授。日本ウイルス学会名誉会員、ベルギー・リエージュ大学名誉博士。専門はウイルス学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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翔亀

39
【コロナ27】現時点での一般読者向けウイルス論の決定版だと思う。視野が広く、それでいて細部をゆるがせにせず、かつわかりやすい。何冊かのウイルス関連本で、もっと知りたかった点や疑問に思っていた点の多くについて、なるほどと膝を打った。驚くべきエピソードの集積。ひとえに、熟達した研究者の正統的な科学啓蒙書だからなんだろうと思う。詳細な参照文献(日本語文献はほとんどないが)が付いているということだけでなく、一見教科書的な淡々とした筆致で事実を積みかさねることで、著者の主張が自ずと浮かび上がってくるのだ。↓2020/07/03

yumiha

34
誌友さんの評価が高かった本書。読んで1番驚いたのは、ゴキブリよりも(もちろん人類よりも)はるか昔から生存していたこと。2番目は、ウイルスは自分の外からやって来るものだと思っていたけれど、「ヒト内在レトロウイルス」をすでに持ったまま生まれ暮らしてきたこと。私の持病のリウマチも、そんなウイルスが関係しているらしいこと。3番目は、海や湖などにオソロシイ数のウイルスが浮遊していること、など意外な事実がたっぷり。人間ならば都市という人口密集地、動物ならば自然とは違う密集した飼育環境がウイルスの増殖を高める。2020/09/22

アナーキー靴下

25
「ウイルスの世紀」と同著者による本だが、こちらは2018年12月発行で、当然新型コロナウイルスに関する話はない。そもそも切り口自体がウイルスの起源や特性といった風で、より生物学的な様相の本。とはいっても内容は難しすぎず、それでいてウイルスの知識を包括的に得られる良書。ウイルスと付き合ってきた歴史も、こちらの本の方が古い時代からの話が載っていて、天然痘を題材にした話も多い。ワクチンを届けるための「生きた輸送車」の話や、テロ利用の脅威など興味深かった。総じて、ウイルス凄い、と唸るしかない一冊。2020/10/14

Tadashi_N

22
生物とは何か、動物とは何か、話は宇宙にも繋がる。2021/05/20

そふぃあ

21
様々なウイルスの話題を幅広く取り入れながらも、初心者でもウイルスの概要が体系的に掴める良書だと思いました。ウイルスがどこから来たかに関する三つの仮説が面白かった。また、掻い摘んで、生命の定義が「self-reproduction with variations (変異を伴う自力増殖)」という3つの単語で表現出来るが、そこにウイルスが当てはまるかは曖昧というのが印象的。ウイルスがセントラルドグマを無視することも本書で初めて知った。 新型コロナに関連する著作、『ウイルスの世紀』も合わせて読みたい。2020/09/23

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