内容説明
第一次大戦後の全国的な米騒動から、治安維持法制定、普選運動、政党内閣の出現と混迷まで、ライフワーク16論文。
目次
第1部 一九一八年の米騒動(京都地方の米騒動;京都地方の米騒動における官憲の対策;米騒動の取締りと鎮圧;米騒動鎮圧の出兵規模)
第2部 日本共産党の結成と治安立法(創立期日本共産党史のための覚書;第一次大戦後の治安立法構想―過激社会運動取締法案の立案経過;過激社会運動取締法案について―一九二二年第四五議会における;一九二三年の三悪法反対運動;内務省の社会主義取締報告書;関東大震災と憲兵隊―憲兵曹長林兵一郎旧蔵文書について;コスモ倶楽部小史)
第3部 政党政治の発展(大正デモクラシー期の政治過程―普通選挙問題を中心に;政党政治の発展;政友会と民政党;満州事変の吉野作造;敗戦前後の佐々木惣一―近衛文麿との関係を中心に)
著者等紹介
松尾尊〓[マツオタカヨシ]
1929年鳥取市に生まれる。1953年京都大学文学部卒業。1981年京都大学文学部教授。1993年名誉教授、京都橘女子大学(現京都橘大学)教授。2002年同名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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