出版社内容情報
天才ジョイスの陰にあって重い心の病に苦しんだ最愛の娘ルチアの生涯をたどることを通して、広く現代文学と美術の問題を探求。
内容説明
ローランサンによる幻のルチア像の探索から現代のバレエ=音楽=絵画の関わり、さらに装飾文字と『ケルズの書』へ。天才と狂気、父娘の愛と相克の核心に迫る。
目次
ルチア・ジョイス
バッファロー大学の「ジョイス・コレクション」
ルチア・ジョイスの肖像画
“リズムと色彩”
音楽と絵画
ジョイスの作品と音楽
ルチアと音楽、そしてバレエ・リュス
ルチアの絵
ジョイスの作品と『ケルズの書』
ルチアの装飾文字と『ケルズの書』
ファーガソンのケルト的デザイン
終章
著者等紹介
宮田恭子[ミヤタキョウコ]
1934年、石川県に生まれる。東京大学教養学部教養学科イギリス分科を経て、1969年、大学院人文科学研究科比較文学比較文化修士課程を修了。元玉川大学教授。1964年、「アイリス・マードック『鐘』試論」によりシェイクスピア賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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