出版社内容情報
ドビュッシーの創作活動を文学、演劇、美術との関係において論じた重要書。研究者と愛好家を共に惹きつける内容で避けて通れぬ傑作。
内容説明
作曲家の心を、恐怖の風が吹きぬける。創作活動を文学、演劇、美術との比較で論じた先駆的な研究、待望の邦訳刊行。
目次
1 ある台本が気がかりで
2 ドビュッシーとロシア音楽の関係
3 ドビュッシーとシェイクスピア
4 ドビュッシーの想像劇
5 ドビュッシーの絵画の趣味
6 クローシュ氏
7 恐怖の演劇あるいは残酷の演劇?
8 セガレンとドビュッシー
著者等紹介
シェフネル,アンドレ[シェフネル,アンドレ][Schaeffner,Andr´e]
1895年パリに生まれ、1980年同地で亡くなる。民族学者・音楽学者。1929年、フランス国立人類博物館民族音楽部門設立。1931年から1933年にかけて、マルセル・グリオール、ミシェル・レリスらとアフリカに調査旅行に出かける。1958年から1961年までフランス音楽学会会長
山内里佳[ヤマウチリカ]
1965年愛媛県生まれ。国立音楽大学大学院修士課程修了。お茶の水女子大学大学院博士課程単位取得満期退学。ニース大学DEA取得。パリ第一大学博士課程に留学。お茶の水女子大学論文博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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