内容説明
はじめて活字化された丸山眞男との会話から、オウム問題を有田芳生と語る対話まで。市民的自由を問い続けた思想家が同時代の世相をみつめた35年間の記録。
目次
人間と政治をめぐる断章(丸山眞男)
わが同時代観(出隆)
日本縦横談(開高健)
現段階の天皇制問題(掛川トミ子)
民族主義は有効か(橋川文三)
民衆のイメージ―前近代と近代の接点を探る(神島二郎;廣末保;針生一郎)
日本的現実の一断面―創価学会(石田郁夫)
器量こそが問われている(小田実)
戦後教育の批判―絶望的な対談(安田武)
戦後の日本―その虚像と実像(多田道太郎;安田武)
『転向』以降の転向観(大野力:後藤宏行;高畠通敏;鶴見俊輔;安田武;山領建二)
朝を見ることなく―徐々兄弟の母 呉己順さんのこと(李恢成)
オウムを生んだ日本社会(有田芳生)
著者等紹介
藤田省三[フジタショウゾウ]
1927年生まれ。東京大学法学部卒業。法政大学名誉教授。思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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