内容説明
黒部を登り、黒部を撮り、黒部によって活かされ、黒部で自己を表現してきた写真家/山岳ガイドが、厳しく優しい自然への陶酔とおののき、そして光と水にきらめく一瞬の輝きを、50点のカラー写真と四季の文章で捉えた、写真エッセイ集。
目次
鹿島槍ヶ岳から剱沢大滝へ―新たな旅立ちの日
春の下ノ廊下―黒部に魅せられて
剱沢大滝へ―「挑む」という感覚
高天原と岩苔小谷大滝―あの夏の日だけは忘れない
夏の北又谷―一途に駆け抜けた渓
夏の上ノ廊下―君と一緒に歩きたい
赤木沢にて―この一瞬が「無限」につながっている
仙人池と池ノ平―すべてを燃やしていく
黒部源流と雲ノ平―それぞれの可能性探し
晩秋の奥黒部―小屋閉めの季節
晩秋の剱沢大滝―あるテレビロケ
雪の黒部五郎岳―ただ心に焼き付けておけばいい
著者等紹介
志水哲也[シミズテツヤ]
1965年、横浜生まれ。高校時代から山登りを始め、登山家として国内外での単独登攀、黒部全支流踏査などを行なう。96年より山岳ガイドとなり、「志水哲也山案内事務所」を開業。97年に黒部の玄関口・富山県宇奈月町に転居。99年に登山から写真に転向。2002年に「志水哲也写真事務所」を開業して、二足のワラジでの活動を始める
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