出版社内容情報
亡き母を中心に据えつつ、現象学的方法によって写真の本質を探求したバルト独自の写真論=物語。
内容説明
本書は、現象学的な方法によって、写真の本質・ノエマ(『それはかつてあった』)を明証しようとした写真論である。
目次
「写真」の特殊性
分類しがたい「写真」
出発点としての感動
「撮影者」、「幻像」、「観客」
撮影される人
「観客」―その無秩序な好み
冒険としての「写真」
鷹揚な現象学
二重性
「ストゥディウム」と「プンクトゥム」
「ストゥディウム」
知らせること
描くこと〔ほか〕
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