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エロシェンコの都市物語―1920年代 東京・上海・北京

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  • サイズ B6判/ページ数 324,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784622045328
  • NDC分類 981
  • Cコード C1097

出版社内容情報

盲目のロシア青年詩人が20年代の東京・上海・北京を疾走する。若いアジアの文学と社会の葛藤。

内容説明

バラライカと盲人用タイプライターを背負って、盲目の青年詩人がはるかモスクワより単身日本にやってきた。ワシーリィ・エロシェンコ、童話作家・エスペランチストでもある彼は、日本語により童話を口述創作し、ギターとバラライカの演奏で、ロシア民謡を歌いながら、各地のエスペラント会で講演した。しかし、詩人の人々を魅了するこうした行為の危険性を見て取った内務省当局は、彼を〈帝国ノ安寧秩序ヲ害スル〉ものとみなし、日本から追放する。本書は、外務省の秘密報告書、三都で刊行された大量の新聞・雑誌、〓周作人日記〓など文革後公開された新資料を用いて、その跡を追う。そして、そこにエロシェンコに熱い共感を寄せつつも冷静にみつめる1人の中国知識人、魯迅の視座をも加えて、1920年代における文学と社会とのかかわりを鮮やかに浮き彫りにする。

目次

第1部 東京のエロシェンコ(来日から追放まで;“盲詩人”の誕生)
第2部 上海のエロシェンコ(上海への道;解放の詩人)
第3部 北京のエロシェンコ(北京大学“教授”;ボルシェビズム抬頭下にて;砂漠の北京からウクライナへ;盲詩人の没落;永遠の別れ)
第4部 魯迅とエロシェンコ(魯迅のロマン派詩人像;盲詩人との日々;魯迅のエロシェンコ童話論;1920年代の魯迅;「『吶喊』自序」の成立とエロシェンコ)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふらいんぐくじら

1
タイトルの割に、半分くらい魯迅の話だった。2017/03/11

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