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出版社内容情報
本書は,書物に代表されるドキュメントがどのようにアーカイブ化され,レファレンスの知として扱われるのかについて論じたものである。西洋思想史から現在のネット社会に通底する図書館情報学の在り方について,一貫した視点で,いくつかの理論装置を使って述べている。
ネット環境ではすでに情報や知識を操作的概念として扱っているのに,従来の紙媒体ではそれが十分に行われていなかった事情にも触れる。
第I部では,知識資源システムとしてその構成要素について。第II部では,知識資源システムとしてドキュメントやアーカイブがどのような様態を示すのかについて。第III部では,知識資源システムに対して図書館情報学ができるアプローチについて述べている。
ドキュメントやアーカイブを知へと結び付けるためのさまざまな理論的展開を,日本の具体事例においても述べ,今後の図書館や図書館員の在り方を考察し,多くの示唆を提示している。
内容説明
本書は、書物等のドキュメントがどのようにアーカイブ化され、相互に参照されるレファレンスの知として扱われるのかについて論じたものである。ネット環境では情報や知識は操作的概念として扱われているのに、紙媒体では遅れていた事情についても述べた。欧米の図書館情報学の理論的蓄積を参照しながら、日本の具体的事例について述べ、図書館や図書館員に多くの示唆を提示している。
目次
第1部 知識資源システムの構成要素と関係(知識資源システムとは何か;知識資源の多元的な捉え方;知の関係論としてのレファレンス理論)
第2部 知識資源システムの様態(知のメディアとしての書物:アナログvs.デジタル;知は蓄積可能か:アーカイブを考える;ドキュメントとアーカイブの関係:ニュートン資料を通して見る;知識資源のナショナルな組織化)
第3部 知識資源システムへの図書館情報学の射程(書誌コントロール論から社会認識論へ;探究を世界知につなげる:図書館教育のレリヴァンス)
著者等紹介
根本彰[ネモトアキラ]
1954年生。東京大学名誉教授。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。博士(図書館・情報学)(慶應義塾大学、2020)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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