AIの政治哲学

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AIの政治哲学

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  • サイズ 46判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784621308257
  • NDC分類 007.1
  • Cコード C1010

出版社内容情報

AI倫理と同様に、不平等・民主主義・権力・ポストヒューマニズムに関する問題に焦点を当て、人工知能を理解する上で社会的・政治的理論の重要性を提示。前著同様、AIに対する単なる警告や安易な非難を超え、AIの政治についてどう語ればいいのかを分かりやすく、かつ前著よりも掘り下げて解説。人工知能は本質的に政治的であり、人々が関心を寄せる人種差別、気候変動、民主主義と監視社会などの政治問題は、AIをはじめとする技術的発展に照らして、新たな緊急性と意味を持つようになっている。本書は政治哲学というユニークな視点を通して、AIの本質的な政治性を明らかにし、AIという権力によってもたらされる課題に対処するための、豊かな概念的ツールボックスを提供する。

内容説明

AIが現代社会に及ぼすインパクトを政治哲学の知見を援用しながら複眼的に深く考察。技術哲学/倫理学とともに政治哲学を駆使することで、AIやロボティクスが提起する規範的問題の理解を深化させ、これらの新しい技術の利用と絡み合った緊急の政治問題に光を当てることで、今までにない示唆に富む興味深い議論を展開。

目次

第1章 序論
第2章 自由:AIによる操作とロボットの奴隷
第3章 平等と正義:AIによるバイアスと差別
第4章 民主主義:エコーチェンバー現象と機械全体主義
第5章 権力:データによる監視と(自己)規律化
第6章 非人間については?環境政治とポストヒューマニズム
第7章 結論:さまざまな政治的技術

著者等紹介

クーケルバーク,M.[クーケルバーク,M.] [Coeckelbergh,Mark]
ウィーン大学哲学・教育学部メディア・技術哲学分野教授。バーミンガム大学博士。1975年ベルギー生れ。イギリス・デモンフォート大学コンピューターと社会的責任研究センター非常勤教授(2014‐19)、国際技術哲学会会長、ヨーロッパ委員会の人工知能に関する高度専門家会議委員なども歴任。AIやロボットなど技術全般に関する倫理学、哲学の第一人者

直江清隆[ナオエキヨタカ]
東北大学大学院文学研究科教授。東京大学大学院理学系研究科科学史・科学基礎論専門課程博士課程単位取得退学。博士(文学)。専門は技術哲学、科学技術倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Bevel

2
バーリンやらロールズが出てくるのは最初の方だけで、どちらかというとマルクス、フーコー、バトラーなどが全面に出てくる感じ。とはいえ、個人的に読みたかったのは前者で、消極的自由としての介入の話、ロールズを優先主義と見なして、その観点からAI使用を批判する話など面白かった。AIと原子力は似てるとか、黒人的な代替案の話、「政治と技術を一緒に考える」というスローガンなど。2024/02/13

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