食べられる生きものたち―世界の民族と食文化48

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食べられる生きものたち―世界の民族と食文化48

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  • サイズ A5判/ページ数 119p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784621085660
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0039

出版社内容情報

飼う!育てる!捕まえる!食べられる生き物と各民族の様々な関係を研究者がいきいきと紹介。フルカラーでさまざまな写真も掲載。

飼う!育てる!捕まえる!食べられる生き物と各民族には様々な関係がある。さまざまな民族の食事といなくてはならない食べられる生き物たち。生き物にはただの食事の素材という事ではなく、価値観や風習などの中でしっかりと役割を与えられることも多く、人びとの楽しみになっている。小さい頃から育てられたり、呪術的な意味をもったり、ときにはコショウなど異文化の人びととの関係に大きく影響を与えることもある。また生きものとの関わり合いの変化には、その民族が都会に出なければ暮らしていけない時代の変化や、海流や気象の変化も映している。何より単純に食べて美味しく、もらえれば嬉しい、分け与えていく地元の味としてしっかりと息づく食べ物(生き物)を、世界各地で体験しながら観察する文化人類学者がいきいきと紹介する。フルカラーでさまざまな写真も掲載。

?@ヨーロッパ
羊たちのいるイタリアの風景<ヒツジ:イタリア>/捕鯨者たちの大宴会<ゴンドウクジラ:デンマーク領フェロー諸島>/北欧の森と人びとをつなぐビルベリー<ビルベリー:フィンランド>/フランス史に痕跡を残したバルカンの羊たち<ヒツジ:バルカン半島>/マラムレシュの冬は豚の解体で華やぐ<ブタ:ルーマニア>
?Aアフリカ
エチオピアの主穀であるわけ<テフ:エチオピア>/バナナの食べ方<バナナ:アフリカ・東南アジア>/キャッサバを長持ちさせる<キャッサバ:マダガスカル>/森に棲むナマズの力<ヒレナマズ:エチオピア>/ゾウの肉に集まる人びと<マルミミゾウ:カメルーン>/噛む楽しみは広がる<ミラー:ケニア>/ラクダミルクこそパワーの源<ラクダ:ソマリア>
?B南アメリカ
知られざるアンデスの雑穀<キヌア:アンデス高地>/トウモロコシから生まれたマヤ文明<トウモロコシ:ホンジュラス>/モバイル時代の鯨捕り<ザトウクジラ:ベクウェイ島>/秘伝の味<サボテン:ペルー>/ブラジルのアマゾン先住民からの国民的な飲み物<ガラナ:ブラジル>
?C北アメリカ
ユーコン川の恵み<マスノスケ:カナダ・ユーコン川流域>/イヌイットの暮らしを支える<ワモンアザラシ:アラスカ沿岸>/手強い獲物は稀なごちそう<オヒョウ:カナダ>
?D北アジア・中央アジア
長い冬ごもりにそなえて<キャベツ:ロシア>/トナカイと生きる<トナカイ:モンゴル>/精霊に捧げ食べる<フナ:ロシアアムール川流域>/バイカル湖のご馳走<オームリ:シベリアバイカル地方>/春の訪れを告げるはえ縄漁<カルーガ:アムール川>/雑魚にして神魚<カワカマス:シベリア>
?Eオセアニア
イモを見分ける<タロイモ:フィジー>/ブタ無くして、暮らし無し<ブタ:ニューギニア>/タブーの島のトビウオ漁<トビウオ:バヌアツ>/美味なるかな、カメの甲羅焼き<アオウミガメ:ミクロネシアヤップ島>
?F東南アジア
村の救世主サトウヤシ<サトウヤシ:インドネシアジャワ島>/大衆魚のムロアジ<ムロアジ:インドネシア>/猟がうみだす森のかく乱環境<ハイイロクスクス:インドネシアセラム島>/世界を動かした熱帯の植物<コショウ:インドネシアを中心に>/くさいかおいしいか「キュー」な食べ物<カメムシ:ラオス>/ふるさとの味は、毒の味?<イヌホオズキ:インドネシアスンダ>/空気を食べるきれいな食べ物<セミ:ボルネオ島>
?G東アジア※日本以外(仮)
ワカメ漁場と海女の暮らし<ワカメ:韓国>/米のある風景<イネ:中国・徳宏>/マオ・グアは母の味<トウモロコシのごはん:ミャオ族>/「水ゴキブリ」を食べてみるかい?<ゲンゴロウ:中国・広東>/亜熱帯林と草果(そうか)<草果:中国雲南省>
?H日本
イノーをめぐる養殖と採集の風景<ヒトエグサ:沖縄>/ヤマバチが「来る」季節<ニホンミツバチ:福島県東尾岐>/イノシシと暮らすシマ<リュウキュウイノシシ:南西諸島>/ウシガエルを釣って食べる<ウシガエル:日本>/干潟の小さきものたち<ミドリシャミセンガイ:奄美大島>/強壮の生薬として珍重された獣<オットセイ:アイヌを中心に>/

内容説明

世界各地で人びとと暮らし、食をともにしてきた文化人類学者が、地域の食べられる生きものと接し、めくるめく食体験に至るまでをフルカラーの写真とともに分かりやすくかたる。

目次

1 ヨーロッパ
2 アフリカ
3 南アメリカ
4 北アメリカ
5 北アジア
6 オセアニア
7 東南アジア
8 東アジア
9 日本

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

12
エチオピアで狩猟の対象となるマルミミゾウ。尻尾は妻への贈物となる。ミクロネシアではアオウミガメを引っ繰り返し、お腹の上で焚き火を始め、甲羅を鍋にする。ひええ。ダーウィンもこうやってガラパゴスゾウガメ食べたんだろな…。色々な食べ物があるけれど、やっぱり昆虫は強い。ボルネオ島の「空気を食べるきれいな食べ物」ことセミならたぶんお腹空っぽだろうし、エビフライの尻尾だと思えばたぶん…。2018/04/25

UN88

6
図書館本。文化人類学的世界グルメツアー🍴わりとど真ん中なジャンルだからとても面白かった。文化と民族と生態系...永遠に循環し続けますように。2021/02/12

スゲ子

5
国立民族学博物館の月刊誌の記事をまとめた本。「わぁ、クスクスだ。かわいいなぁ」って思ったら次のページではブツ切りにされて竹で蒸し焼きにされていたよ!『ゴールデンカムイ』みたいだ!ちなみに肉はクセはあるけど鶏肉に似ておいしいそうです。ほかにもセミ、ゲンゴロウ、カメムシ、ウミガメ、ラクダのミルク、幻覚作用があるサボテン、日常食から稀なご馳走まで、研究者たちが体を張って集めた世界の食のレポート!異文化に対する敬意と好奇心、そして人類の智慧と容赦ない食欲がつまった1冊!写真が素人っぽいのも臨場感があっていいです!2017/07/17

ビシャカナ

2
幾人もの民俗学者が世界中のエキゾチックで興味そそられる食文化を紹介。図版もフルカラーで豊富だ。意外なものが食べられたり、あの国でこんな意外なものがと驚く。なかでもローカルフードが近代化のなかでグローバル化していくのは興味深い、しかし思えばこれまでの歴史ではいくつもあったことなのだろう。また、いくつか気になった項目をネットで調べてみた、より深い情報もあったが、ほとんど情報がなかったので、やはりこの本の情報は貴重だ。自分の見識を広めるためにも食文化から見た世界というのを調べてみようと思う。2013/08/22

takao

0
ふむふむ2017/10/09

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