出版社内容情報
本書は、「移民の時代」における、世界の移住・移民・移動の趨勢について大きな見取り図を描いている。移住・移民をめぐるさまざまな問題や局面を取り上げ、幅広いテーマ、問題を余すことなくこの1冊に収めている。
また、歴史的に繰り返されてきた移動・移住という点からもテーマを取り上げている。それぞれのテーマについて、各国の事情、統計、動きを見開きの世界地図上、グラフに示し、視覚的にわかるようにしている。
世界の国々のうち移民を多く受け入れているのはどの国か。なぜ人びとは生まれた土地を離れて暮らそうとするのか。人間にはどのような移動=移民の歴史があるのか。外国人を受け入れるための政策は国によってどのように異なるのか。ジェンダーによる移民の特性とはなにか。圧政から逃れて他国に保護を求める避難民は世界にどれくらい存在するのか。これらの多様で奥深い問題がわかる。
Part 1 大いなる物語:時代を越えた移住と移民
黎明期の移住/地中海の放浪の旅/奴隷の強制移住/年季奉公労働者の移住/大移住/イタリアからの移民/移住による国家形成/植民地化に伴う移住/ディアスポラ
Part 2 移動する世界:現在のグローバルな移民パターン
グローバルな移民/戦後の労働者の移住と移民/新しい労働移民/静かな移民/中南米諸国/湾岸諸国/ユーラシアの移民パターン/インドの国内移民/米国内の移民/国内移住と貧困
Part 3 移住=移民の時代:人の移動によるハイブリッド・アイデンティティ/難民/難民の滞留/難民の帰還/ヨーロッパにおける亡命希望/国内避難民/気候変動/非正規移住=移民/国境における死/移住とジェンダー/結婚移民/子どもの移住/学生の移住/技能移民/国際的退職移住/帰還移住/移住と統合/在外投票/二重国籍/送金と開発/移住=移民政策
Part 4 データと出所
経済と移動/移民政策
Part 4 データおよび資料 経済と移住/移住政策
内容説明
移動する人びと―黎明期の移住・奴隷・開拓労働移民・国内移民・難民。移民がかたちづくる現代世界。
目次
第1部 大いなる物語―時代を越えた移住と移民(黎明期の移住;地中海の放浪の旅 ほか)
第2部 移動する世界―現在のグローバルな移民パターン(グローバルな移民;戦後の労働者の移住と移民 ほか)
第3部 移住=移民の時代―人の移動によるハイブリッド・アイデンティティ(難民;難民の滞留 ほか)
第4部 データと出所(経済と移動;移民政策)
著者等紹介
竹沢尚一郎[タケザワショウイチロウ]
国立民族学博物館教授。専門は社会人類学
稲葉奈々子[イナバナナコ]
茨城大学人文学部准教授。専門は国際社会学、国際移動論
高畑幸[タカハタサチ]
静岡県立大学国際関係学部准教授。専門は都市社会学、エスニシティ論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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