内容説明
「みどりの香り=植物の葉っぱの匂い」には、大きくわけると、フィトンチッド、フェロモン、アレロパシー(植物間情報伝達)、アロマコロジー(リフレッシュ・快適性・免疫増進)の4大特色があるが、まだ未解明の部分もあり、「香りの研究」においては未だに重要な位置を占めている。本書では、この世界唯一の独創的研究をリードする第一人者が、この分野の基礎から最前線までを平易に解説する待望された入門書。
目次
第1章 みどりの香り
第2章 みどりの香りの発現と酵素
第3章 森の香り―みどりの香りとテルペンの協奏曲!
第4章 みどりの香りと生理
第5章 みどりの香りの前駆体、α‐リノレン酸とヒトの生命
第6章 食品の中のみどりの香り
第7章 みどりの香りの研究50年に想う
著者等紹介
畑中顯和[ハタナカアキカズ]
1931年兵庫県生まれ。1962年京都大学大学院農学研究科博士課程・農芸化学専攻修了・農学博士。同年京都大学化学研究所助手。65年コーネル大学・博士研究員(神経生理・生化学とその挙動)。72年山口大学農学部教授。82年ミュンヘン工科大学・客員教授。94年山口大学定年退官・名誉教授、東亜大学教授。みどりの香りのノーブルフォーラム研究会代表。2003年東亜大学定年退官。68年日本農芸化学会奨励賞、93年日本農学会賞、83年中国文化賞(学術賞)、93年読売農学賞各授賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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