内容説明
本書では、自然哲学者たちの活躍した土地を訪ね、さまざまな学説の生まれた環境に触れながら、古代ギリシアにおける自然についての思想の流れを辿る。
目次
すべてのものは水からできている―ミーレートス
宇宙には美しい数の調和がある―サモス、クロトーン、メタポンティオン
万物は流転する―エペソス
あるものはあり あらぬものはあらぬ―エレアー、サモス
四つの元素、火、空気、水、土―アクラガース
太陽は熱く焼けた石である―クラゾメナイ、アテーナイ
原子が空虚を運動する―アブデーラ
人生は短く 学術は長し―コース
幾何学を知らざる者は入るべからず―アテーナイ
生物の世界にも秩序がある―アテーナイ、スタゲイラ、エレッソス〔ほか〕