内容説明
オペラと歌舞伎、この双子の兄弟のように似た芸能の誕生に遡り、歴史、民族性、社会的背景から、その類似性の秘密と、その本質を探る。
目次
オペラと歌舞伎と植民地オペラと歌舞伎の誕生
テアトロと芝居
女形とカストラート
ドラマとしてのオペラと歌舞伎
大詰・フィナーレのストレッタ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おMP夫人
6
論調が暴走気味で、我が強い話の進め方に「へえ、そうなんだ」と感心するより「え、そうなの?」と思ってしまう事しばしば。読者を置いてけぼりにする盛り上がりようは、題材に対する愛情を感じますが諸刃の剣。オペラと歌舞伎、このふたつの共通点と相違点の比較論よりは、オペラと歌舞伎が大好きなのでそれについて熱く語る。という要素が大きいです。著者の主観が強すぎるので、私としては残念だった部類に入る本でしたが、カストラート(去勢された男性歌手)を扱う章はかなりの読み応えがあり、この部分だけでも読んだ甲斐がありました。2012/10/30
Naota_t
4
★3.5/最初はオペラと歌舞伎を社会学的に考察することに終始すると思ったら、筆者に調子が出てきて、読むのが楽しくなった。語り口はまるで『しゃべれども しゃべれども』の三つ葉のようだった。オペラは音符付きの芝居、歌舞伎は旋律のついた歌と、著者はオペラも歌舞伎も精通しているからこそ、地に足がついた比較ができる。日本人は形あるものは壊すが、無形を大切にして他文化を積極的に取り入れる。一方、イタリアはすべて真逆だ。そして、カストラートの存在にびっくり。固い内容だと思って読んだら、想定以上に楽しかった本の良い例だ。2023/10/02
takao
2
1600年頃、日本とイタリアでほぼ同時に、類似した芸能が誕生。 2019/12/08
あやぽ
0
歌舞伎を見ろと言われた意味をわかるために、読んでみる気になった一冊。興味深い内容でした。2012/12/13
ハル
0
タイトル通りオペラと歌舞伎の共通点を探していく。文化土壌や発展した歴史が似ているところは非常に興味深かった。ただし、最も興味深かったのは筆者の経歴で、三井物産に入社されて退職後に執筆されたようであり、そうした方がこのような本をかけることに驚くとともに自信あふれる論調に納得感を覚えた。2018/09/24
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