内容説明
意識経験に徹底して寄り添えば、“多元的宇宙”は合理的に思考し得る最も無理のない仮説である―。錯綜したジェイムズの宇宙論を解きほぐし、そのプラグマティズム的基礎と射程とを明らかにする。
目次
第1章 徹底的プラグマティズムの帰結―実在論への通路の発見(哲学者ジェイムズの復権;根本的経験論の“根本的”たる所以;パースとの懸隔と近似;プラグマティズム徹底化の帰結;プラグマティズムから多元的宇宙論へ)
第2章 複数世界論の転回―複雑性の解消から複雑性の全面受容へ(宇宙及び世界概念の多義性にまつわる問題;“一”への還元―複雑性の縮減と解消の方策としての複数世界論;現象と絶対者のパズル―“充満の原理”と“存在の連鎖”に基づく複数世界の要請;ありのままの世界の受容―外なる複数性から内なる複数性へ)
第3章 多元的宇宙の相貌―経験の連続性から心的な宇宙像へ(直接的経験と宇宙の脈動;脈動の舞台―実在の基底的次元;大小様々な意識―実在の階層的秩序;創造と主体性の起源―“私有化”による絶え間ない統一)
第4章 多元的宇宙論のシステム論的解釈―その有効性と限界(システム論的世界観と多元的宇宙論の近似と懸隔;精神のシステム論―“情報”による組織化の理論;四象限と累進的進化の構図―内面性の復権)
著者等紹介
猪口純[イノグチジュン]
1981年生まれ。立教大学大学院文学研究科比較文明学専攻博士課程後期課程修了。博士(比較文明学)。現在、立教大学文学部兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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りっとう ゆき
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