ジェイムズ『多元的宇宙』のプラグマティズム―経験の彼方を問う経験論

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  • サイズ A5判/ページ数 210p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784771034570
  • NDC分類 133.9
  • Cコード C3010

内容説明

意識経験に徹底して寄り添えば、“多元的宇宙”は合理的に思考し得る最も無理のない仮説である―。錯綜したジェイムズの宇宙論を解きほぐし、そのプラグマティズム的基礎と射程とを明らかにする。

目次

第1章 徹底的プラグマティズムの帰結―実在論への通路の発見(哲学者ジェイムズの復権;根本的経験論の“根本的”たる所以;パースとの懸隔と近似;プラグマティズム徹底化の帰結;プラグマティズムから多元的宇宙論へ)
第2章 複数世界論の転回―複雑性の解消から複雑性の全面受容へ(宇宙及び世界概念の多義性にまつわる問題;“一”への還元―複雑性の縮減と解消の方策としての複数世界論;現象と絶対者のパズル―“充満の原理”と“存在の連鎖”に基づく複数世界の要請;ありのままの世界の受容―外なる複数性から内なる複数性へ)
第3章 多元的宇宙の相貌―経験の連続性から心的な宇宙像へ(直接的経験と宇宙の脈動;脈動の舞台―実在の基底的次元;大小様々な意識―実在の階層的秩序;創造と主体性の起源―“私有化”による絶え間ない統一)
第4章 多元的宇宙論のシステム論的解釈―その有効性と限界(システム論的世界観と多元的宇宙論の近似と懸隔;精神のシステム論―“情報”による組織化の理論;四象限と累進的進化の構図―内面性の復権)

著者等紹介

猪口純[イノグチジュン]
1981年生まれ。立教大学大学院文学研究科比較文明学専攻博士課程後期課程修了。博士(比較文明学)。現在、立教大学文学部兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

りっとう ゆき

3
イメージとしては、混沌とした大きな流れの中で、小さな流れである人間が、周辺の、自己に関わりのあるものを言葉や概念や理論といったもので捉えていく(世界のほんの一部を、それもいわば静止画として)そしてまったく捉えられないものもあれば、うすぼんやりと、あるいは一瞬だけ感じたり。またそういうやりとりは人間だけじゃなく、さまざまな小さい流れがそれぞれのしかたで大きなシステムに影響し、され、関わりあってる。 心理学とかベルクソンとか量子力学とか生物学とかとの関連性にも言及してて、漠然とした話なのになるほど、となる。→2023/11/15

Go Extreme

2
徹底的プラグマティズムの帰結――実在論への通路の発見:哲学者ジェイムズ 根本的経験論 パースとの懸隔と近似 プラグマティズム徹底化の帰結 プラグマティズムから多元的宇宙論へ 複数世界論の転回:宇宙及び世界概念の多義性にまつわる問題 一への還元 現象と絶対者のパズル ありのままの世界の受 多元的宇宙の相貌:直接的経験と宇宙の脈動 脈動の舞 大小様々な意識 創造と主体性の起源 多元的宇宙論のシステム論的解釈:システム論的世界観 精神のシステム論 四象限と累進的進化の構図2021/04/03

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