内容説明
天台宗の開祖・最澄と真言宗の開祖・空海の意外な関係とは?仏教の改革者・法然は女性の救済者でもあった?「悪人こそ救われる」は親鸞のオリジナルではなかった?臨済宗の開祖・栄西が密教僧としても活躍していた!?曹洞宗の開祖・道元は禅宗と呼ばれることをなぜ嫌悪した?たび重なる弾圧にあっても日蓮はなぜ他宗批判を繰り返した?一休さんの「ひと休み」は公案に対する見解だった!?波瀾万丈に満ちた生涯を送った名僧二〇人の意外な一面から、いまに生きる者にも光を与えるその教えまでがわかる。
目次
第1章 意外と知らない奈良・平安時代の名僧(行基―奈良の大仏さま建立に尽力;鑑真―六度の渡航挑戦の末に日本に伝えたもの ほか)
第2章 意外と知らない鎌倉時代の名僧(良忍―念仏宗系仏教のパイオニア;法然―庶民に仏の教えを広めた仏教の改革者 ほか)
第3章 意外と知らない室町・戦国時代の名僧(夢窓疎石―禅と作庭を結びつけた七朝帝師;一休―民衆から愛された風狂の禅僧 ほか)
第4章 意外と知らない江戸時代の名僧(天海―徳川三代を支えた黒衣の宰相;沢庵―臨済禅のあるべき姿を求めた孤高の僧 ほか)
著者等紹介
渋谷申博[シブヤノブヒロ]
1960年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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