出版社内容情報
閉塞感が漂う時代でも、人は個々の暮らしに向き合い、自分らしく人生を全うできる。主体的に生きるヒントが満載のエッセイ集。
内容説明
主体的に生きるための「姜流哲学」。
目次
第1章 人生を見抜く(「遠く」を目指した少年時代;孤独な少年と熊本電鉄「モハ71」;臭いが呼び起こす、忘れ得ぬ情景;漱石と彫刻家・荻原守衛 熊本と長野の意外なつながり;心に生き続ける初恋の思い出 ほか)
第2章 時代を見抜く(九州連合体が日本を元気にする;「東アジア安全共同体」が日中韓を守る;求められる国際通貨体制の見直し;九州の可能性を広げる日韓経済連携;独裁国家・北朝鮮リスクへの向き合い方 ほか)
著者等紹介
姜尚中[カンサンジュン]
1950年、熊本県熊本市に生まれる。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。国際基督教大学准教授、東京大学大学院情報学環・学際情報学府教授、聖学院大学学長などを経て、東京大学名誉教授・熊本県立劇場館長兼理事長。専攻は政治学、政治思想史。テレビ・新聞・雑誌などで幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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aloha0307
20
数年前アルブレヒト・デューラーの「自画像」を解説する姜尚中さんをTVで視て以来、その柔らかな物腰と、優しい語り口に 魅力を感じている。本書は、洪水さながら氾濫する情報や煽りたてるメディア報道に惑わされずに、時代の変化をしっかりと「見抜く」ヒントがたくさんありました。他愛のない日常と世界の出来事は意外にもこんなにつながっているのですね。2017/10/07
けんとまん1007
19
物事との距離感をどうするか?ここが大切なんだと思う。そして、一呼吸、おいて考えるということ。それが、話を聴く間合い、話す間合いにもつながる。と、考える間合いにもつながる。日常の積み重ねが、遠いような事実にもつながる。2017/10/09
kiho
10
世間の事象や物事をどう見るか…他人事と見過ごしてることも多いし、周囲の反応に流されてることも多々…。なるほどと思う姜さんの視点がある一方、対局な面も見られた⭐2018/04/30
犬養三千代
8
初めてこの著者の本を読んだ。テレビでのコメントとは違って 凄く飾り気の多い人だなという印象。そして、多分ナルシスト。声は城達也ばりは確かに。顔もスタイルもスレンダー。頭も良い❗第1章は美文。第2章は政治、外交など。「二つのコリア 国際政治の中の朝鮮半島」ドン・オーバードファーは読んでおこうかなと思う。2017/09/26
ıɯɐɯɐ‾oʇɐs
4
まえがきとあとがきとタイトルが関連していて、中身は私事エッセイと時事エッセイでした。思ってたんと違かった(笑)まあ、そんなこともありんす。2022/04/10