内容説明
1980年4月、90余年にわたる白人支配が終りを告げ、アフリカにまた新たな独立国、ジンバブエ共和国が成立した。一代で巨富を築いた白人オズボーンは、この状況に危機を感じ、この国からの脱出を決意した―。時価二億六千万ドルの金塊と九人の傭兵を乗せた列車は、南アフリカのメシアを目指し、ひたすら走り続けた。成功報酬は一万ドル。色と欲、謀略と戦闘渦巻くなか、血塗られた傭兵たちに明日は来るのか。船戸与一冒険アクション小説の力作。
1980年4月、90余年にわたる白人支配が終りを告げ、アフリカにまた新たな独立国、ジンバブエ共和国が成立した。一代で巨富を築いた白人オズボーンは、この状況に危機を感じ、この国からの脱出を決意した―。時価二億六千万ドルの金塊と九人の傭兵を乗せた列車は、南アフリカのメシアを目指し、ひたすら走り続けた。成功報酬は一万ドル。色と欲、謀略と戦闘渦巻くなか、血塗られた傭兵たちに明日は来るのか。船戸与一冒険アクション小説の力作。