出版社内容情報
『最後の冒険家』( 開高健ノンフィクション賞受賞)以来の傑作長編ノンフィクション。終わりのない長い旅は、このときからはじまったのだ――。
カナダ、アラスカ、グリーンランド、ノルウェーなど北極圏とその周辺地域「極北」。なかでも世界を駆け抜ける写真家・石川直樹にとって、20歳のときに登頂したアラスカの象徴・北米大陸最高峰のデナリ山は、すべての旅の〈原点〉だった。
極寒の地に生きる人々の暮らし、厳しくも美しい自然への畏怖。人間の野生を呼び覚ます圧倒的な世界との出会いを瑞々しい文章で綴る。開高健ノンフィクション賞受賞『最後の冒険家』以来、初の長編エッセイ。
「本の時間」連載に大幅加筆し、18年のときを経て2016年に再訪したデナリ紀行も収録。
石川直樹[イシカワナオキ]
著・文・その他
内容説明
すべての旅はここからはじまった。二十歳で登頂したデナリ山。アラスカ、グリーンランド、カナダ、ノルウェー、そして、二度目のデナリ―。地球の極北に魅せられた長い旅の軌跡。世界を駆け抜ける写真家の“原点”。野性の厳しさと美しさに導かれた出会い。開高健ノンフィクション賞受賞後、初の長編エッセイ。
目次
デナリ
アンカレジ
フェアバンクス
タルキートナ/シトカ
ノーム/シシュマレフ/コッツビュー
ヌーク
カンゲルルススアーク/イルリサット
ノルウェー北極圏
スヴァルバール諸島
イヌビック/タクトヤクタック
二度目のデナリ
極北へ、ふたたび
著者等紹介
石川直樹[イシカワナオキ]
1988年東京生まれ。写真家。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。『NEW DIMENSION』(赤々舎)、『POLAR』(リトルモア)により日本写真協会新人賞・講談社出版文化賞、『CORONA』(青土社)により土門拳賞を受賞。著書に、開高健ノンフィクション賞を受賞した『最後の冒険家』(集英社)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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