出版社内容情報
朝鮮についての報道や論調の多くが客観性を欠いている.日本の朝鮮政策の歪みは,ますますはっきりしてきた.しかし,いまや,朝鮮情勢は大きく動こうとしている.日本の朝鮮政策をみずから正すべき絶好のときを迎えている.
内容説明
朝鮮についての報道や論調の多くが客観性を欠いている。日本の朝鮮政策の歪みは、ますますはっきりしてきた。しかし、いまや、朝鮮情勢は大きく動こうとしている。日本の朝鮮政策をみずから正すべき絶好のときを迎えている。
目次
声明 政府に朝鮮政策の転換を求める
提言・いかに改めるべきか(植民地支配の清算を;日朝交流の現状と問題点;日本はいま、何をなすべきか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハンギ
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本書が成立した1989年当時は韓国が民主化し、これから北朝鮮との国交正常化が期待されていた事をうかがわせる。その証拠に署名賛同者の名前も挙げており、有名大学教授、文化人、政治家の名前が載っている事から、広く期待されていたのだろう。この本によると、韓国との基本条約もアメリカの圧力によるものらしいし、北朝鮮との関係もアメリカが関係しているらしい。日韓それぞれ条約の解釈が違っていたり、日本は北朝鮮を36年間統治していたわりには、戦後は一貫して接触を避けていた事も興味深い。これからどうするのかな、北朝鮮問題。2011/09/28