内容説明
十七文字の、名作ドラマ集。4年半、248万句から日本一の厳選。平成の川柳のすべてが、ここにある!
目次
第1章 いろんな「私」を考える。
第2章 いろんな「家族」を考える。
第3章 「あの人」のことを考える。
第4章 「彼ら」のことを考える。
第5章 さまざまな「何か」を考える。
著者等紹介
仲畑貴志[ナカハタタカシ]
1947年京都市生まれ。日本の広告界を代表するコピーライター。1981年カンヌ国際広告映画祭金賞のほか、数々の広告賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たんたんx
17
毎日新聞で掲載された「万能川柳」の傑作選。「帰宅した猫の背中で雨を知り」「少しずつ貯めたら少しだけ貯まる」「犬を描き猫と言われて猫にする」「体重の欄に普通と書いた妻」「本当に嫌よ嫌よは嫌なのよ」「人生がピシャリと終わるある日の蚊」「スランプはもっと短期の事を言う」「反抗期迎えうつのは更年期」「貧乏でずっと暮らすという安定」 1365句掲載されているので、きっとお気に入りがみつかると思います。2017/03/26
ひよ亭
4
面白かったが 対談はいらないと思った。2018/06/26
よみよし
1
川柳の綺麗さがわかることは、日本人で良かったなって思うことのひとつ。2020/10/25
ヒャクパー
1
現代川柳の本の中でも、かなり濃厚で、レベルの高さが伺える一冊。実感としては平成サラ川よりもちゃんと「川柳」の定形を守りつつあり、高度で量も豊富。うならせる作品、考えさせられる作品、王道の作品が多数であり、これから川柳を学ぶ人にもおすすめできる。多数収録が故の、時代の変遷のようなものを感じることができなかったがそれもご愛嬌。時折ほっこりし、時折感心し、時折うならせる、全てが凝縮された一冊。2015/12/05
kuronyann
0
何頁かに一つは笑ってしまうものがあった。これを良い作品とそうでない作品と決めつけるには抵抗がある。2019/04/28