内容説明
世紀末・1999年夏、列島に激震が走った。第145国会における「自自公」体制は、ガイドライン関連法、盗聴法、国旗・国歌法、住民基本台帳法など戦後民主主義が積み上げてきた諸成果を、根底から覆す悪法をつぎつぎと成立させた。激動する情勢のただ中から、各界識者たちが揺らぐ日本の政治情勢の問題核心に肉薄しつつ、21世紀の「国」の青写真を透視する警世の言を繰り出す。
目次
1 鼎談―国家・メディア・市民…ジャーナリストにいま問われていること
2 日本の転換―21世紀を前にこの国はどこに向かうのか(新しい国家主義の強さと弱さ;戦後政治の大転換―湾岸戦争後の日本政治を読む;新ガイドラインは何をもたらすか;反リストラ宣言―激増する自殺発生を阻止するために;希望を掘りおこすために)