内容説明
ラストエンペラー溥儀の皇后、婉容は、阿片中毒にかかり、最後は家族とも引き離され野たれ死にする。その背景には、清王室の陰惨な因習と日本帝国による満州独立の謀略があった。
目次
第1章 幻の王朝の皇后―北京紫禁城時代
第2章 無冠の市民生活―天津時代
第3章 満州国皇后の座―満州国時代
第4章 囚われの果てに―戦後の末路
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
若黎
8
図書館本。嵯峨浩さんや入江曜子さんの本でそこそこは知っていたものの、名ばかりの清朝皇后に選ばれたばかりに、生ける屍のような人生となってしまったのだと、しみじみ思う。 もう1冊、『最後の皇后』も借りたので、このあと読んでみよう。2024/10/04
徳次郎
1
「ラストエンペラー」と組で読んだ。哀しい人生だった。2005/08/26
こうふく母
1
満州のラストエンペラーのあたりの歴史が知りたくて読みました。読みやすい本を求めている人には不向きかもしれません。歴史が書かれているけれど、専門書に近い書き方の本です。興味のある方にはいいかもしれません。2020/10/05
チンズ
1
読んでいて只々切ない。。2018/02/03