出版社内容情報
とめどなく流浪する生命。
自然の連関からしたたり落ちる言葉が、新たな〈人の道〉を切り拓く。
深く五感に響き渡るエッセイ。
コロナ禍、闘病、母親の介護。激変した日常にあっても八ケ岳の山小屋、故郷鹿児島、東京の自宅で巡る季節のなか、とめどなく流浪する生命との邂逅から人の歩むべき道を思索する。
深く五感に染み渡る珠玉のエッセイシリーズ第2集の文庫化。
日曜版&サンデー毎日連載 2020年6月~2023年3月掲載分を収録。
【目次】
【目次】
◇第一章
個性は消えない/バランスを視ること/うつくしい保険
◇第二章
鉄人の日々/群れにいると見えないこと/半返し縫いの日々/アマチュアの心
◇第三章
長い間、気づかずにいたこと/自然界では一つとして同じ存在はないということ/森の道 人の道
◇第四章
晩秋と初冬の間/敗者の明日/準備はできつつある/雪が融け 水が温み
◇第五章
失ったものと得たもの/滴るように伝わる/目的は、「変化」そのもの、なのか
◇第六章
歌わないキビタキ/秋はかなしき/あるべきようは
内容説明
歌わないキビタキは別人のようだ。何か重い鬱屈を胸に抱えているような。近々、苦しく長い、命がけの旅にでなければならないという予感に囚われているのかもしれない―目の前の小さな営みと壮大な命の循環。その深奥へ分け入る著者の眼差しは、混迷の時代にあって〈人の道〉をそっと照らし出す。『炉辺の風おと』に続く山小屋エッセイ第2集。
目次
第一章 一変した世界で 二〇二〇年六月―九月
第二章 進んでは少し逆戻り 二〇二一年四月―八月
第三章 境界を行き来する 二〇二一年九月―十二月
第四章 聖と俗 二〇二二年一月―四月
第五章 クスノキの葉擦れ 二〇二二年五月―九月
第六章 いのちなりけり 二〇二二年十月―二〇二三年三月



