出版社内容情報
天涯孤独のヘロは意に染まぬ結婚をさせられそうになっていたところを、ギリシア人富豪ダミアンに助けてもらう。代わりに、彼の一族の前で妻を演じることに。
内容説明
12歳で両親を亡くし、キプロス島の遠戚に引き取られたヘロ。以来、厄介者としてさんざんこき使われたあげく、17歳になるや、好色な村の男との結婚を決められてしまう。あまりのことに絶望に暮れるヘロを救ってくれたのは、都会から島に来ていたギリシア人大富豪、ダミアン・スタブロス。この紳士なら…と、藁にもすがる思いで助けを求めたヘロを、ダミアンは莫大な金を遠戚に払って自由にしてくれたのだ。ただし見返りに、彼の一族の前で“妻”を演じるよう命じて―それはギリシア名家を舞台にした、新たな波瀾の幕開けだった。
著者等紹介
ハンプソン,アン[ハンプソン,アン] [Hampson,Anne]
元教師。70年代から活躍し、シリーズロマンスの黎明期を支えた作家の一人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ばん
3
天真爛漫なヒロインが周りの人達の心を溶かしていく作品が好き~。特に頑固な偏屈おばあさんが出てくると更に良し(笑)ということでこの作品も楽しめた。ヒーロー視点はないけど、ヒロインの世話をやいたり嫉妬したり…「あ、今ヒロインにときめいたな」なんてシーンもあったり(笑)、少しずつメロメロなところが出てて面白い(*゚ー゚)2016/11/16
きき
1
面白かった。このヒーロー好きよ。読み書き教えたりマナーを教えたり他人任せじゃないところが中々好感持てる。2016/02/03
まめもち
0
引き取られた先でこき使われ、無理やり結婚を決められたヒロイン。助けを求めたヒーローの花嫁のふりをすることで逃げ出せる。ヒーロー家族が強烈ながらもヒロインのものおじしない態度や素直な言動にだんだん感化されていくのがいい。ラスボスの祖母との対決が読んでて一番楽しかった。2016/08/27
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