出版社内容情報
「この船で一夜を過ごすんだ。僕と二人きりで」あざけるような黒い瞳を、リザは呆然と見返した。ギリシアの血を引く実業家ラルフ・リンガード――いにしえのころから家同士で敵対する憎き一族の男。いま彼は私を誘拐し、汚名を着せて復讐しようとしている。彼の母親が亡くなったのは私のせいではないというのに……。ラルフの思惑どおり、リザは婚約者に去られて醜聞にまみれた。だがリザの父が心労で危篤となり、やむなく二人は結婚する。互いの生活にはいっさい干渉しないという契約のもとに。
内容説明
「この船で一夜を過ごすんだ。僕と二人きりで」あざけるような黒い瞳を、リザは呆然と見返した。ギリシアの血を引く実業家ラルフ・リンガード―いにしえのころから家同士で敵対する憎き一族の男。いま彼は私を誘拐し、汚名を着せて復讐しようとしている。彼の母親が亡くなったのは私のせいではないというのに…。ラルフの思惑どおり、リザは婚約者に去られて醜聞にまみれた。だがリザの父が心労で危篤となり、やむなく二人は結婚する。互いの生活にはいっさい干渉しないという契約のもとに。
著者等紹介
ハンプソン,アン[ハンプソン,アン] [Hampson,Anne]
元教師。旅行好きで、各地での見聞をとり入れて小説を書きはじめたところ好評を博し、ついに教師を辞め執筆活動に専念することにした。70年代から活躍し、シリーズロマンスの黎明期を支えた作家の一人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぽこ
6
ヒロインの夫には絶対に屈っしまいとする姿や、涙は見せまいと歯を食いしばるところが良かった。妻に対して気のないそぶりを見せるヒーローも、ヒロインの危険を察知するとなにげに現れるところがナイス。とっても素直じゃない二人。2016/01/20
きき
2
ヒーローヒロインの事よりヒロインを嫉妬させる為にお芝居させられていたアデーレの元サヤが気になる。浮気した旦那さんと復縁したけどアデーレ良い人みたいだから新しい相手をみつけたほうが。ハーレ読むと許すことを学ぶこと多い。特に女性側からの。2016/01/29