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内容説明
「ぼくには、どこにも居場所がない」―すさまじい虐待から逃れ、ようやく子どもらしくのびのび暮らせると思えた里子としての暮らし。しかし、そこでも数々の試練が彼を待ち受けていた。母親から離れてもなお恐怖にさいなまれ、それでも母親に愛されたいという思いに心を揺さぶられる日々。学校や少年院でのつらい出来事や世間の偏見の目にさらされながら、それでも希望を捨てずに自分の生き方を探しつづける。カリフォルニア州史上最悪と言われた児童虐待の体験者が自ら明かす、少年期の記録。
目次
プロローグ 家から逃げる
第1章 泣きさけぶ天使
第2章 母さんとの裁判
第3章 ぼくもふつうの子?
第4章 父さんに会いたい
第5章 友だちの裏切り
第6章 母さんのわな
第7章 身代わりの弟
第8章 ぼくの居場所
第9章 旅立ち
エピローグ ふたたびロシア川へ
著者等紹介
ペルザー,デイヴ[ペルザー,デイヴ][Pelzer,Dave]
カリフォルニア州デイリーシティに生まれる。州史上最悪といわれた児童虐待を生きのび、その後、米空軍に入隊。一方で、自らの経験を活かして、カリフォルニア州各地の教護院および青年援助プログラムで活動を続ける。児童虐待にたいする一般の認識の向上およびその防止に力を注いだとして、米国内で高い評価を得ている
田栗美奈子[タグリミナコ]
翻訳家・桜美林短期大学講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。