内容説明
失踪事件を次々と解決してきた私立探偵チャーリーと、異能の美女ジェイド。今度の依頼は、トレッキング中に忽然と消えた少年を捜してほしいというものだった。二人は少年の友人達の不自然な証言から真実をあぶりだしていくが、その先には宿敵が仕掛ける罠、さらに胸が引き裂かれるような喪失が待ち受けていた。悲しみを分かつ二人の心の距離はかつてないほど近づき…。シリーズ第3弾!
著者等紹介
サラ,シャロン[サラ,シャロン] [Sala,Sharon]
オクラホマ生まれ。存在感のあるキャラクターと刺激的なプロットを得意とし、各紙ベストセラーリストの常連。実生活で様々な葛藤を経験した彼女の作品は、エンターテイメント性の高いサスペンスの中にも人間への深い愛情が込められている。作品で人を癒すことが最大の喜びと語る。ダイナ・マコール名義でも多くの作品を著し、ひと味違った作風でファンを増やしている
岡本香[オカモトカオリ]
静岡県生まれ。公務員となったものの、夢をあきらめきれず32歳で翻訳の世界に飛びこむ。ロマンスの訳書をはじめ、児童書からノンフィクションまで幅広く手掛けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
29
実力派な探偵と超人アシスタントコンビ、今回も無敵です。このシリーズの素敵なところは、事件に巻き込まれた人々の人生も丁寧に紹介されているところです。今回は行方不明になった少年を献身的に愛する少女、支えるお母さん、少年の両親らの描写も素敵でしたし、認知症末期の妻を支える人々の描写、感謝の気持ちもリアルでした。荒唐無稽なのに日常の描写がリアルだからこそ、このシリーズがとても愛しく思えるのかもしれません。次が最終話のようですが、この素晴らしい登場人物たちと別れたくない気持ちでいっぱいです…。2021/10/13
田中峰和
3
第3弾だが、初読みのためチャーリーの妻の認知症の進行速度や、ジェイドの異能の原因や経緯を知らず読んで戸惑った。行方不明の高校生を救う件とジェイドの命を狙うサイラスの陰謀が、どこかでつながるのかと思っていたら全く別件だった。優秀な遺伝子の組み合わせで生まれたジェイドの超能力が事件解決に役立つだけでなく、自らのガンを治癒し、ヘリコプターの墜落からも生還するスーパーウーマンぶり。大男で歴戦の勇士チャーリーとジェイドの関係が真のパートナーとなっていく経過が楽しめる。追い詰められたサイラスの無力ぶりにがっかり。2023/01/31
みるて
2
図書館の本 読了 チャーリー&ワイリック32022/03/12
みかん缶詰
1
大きくな二部構成に別れていて、前半と後半ではかなり色が違う。前半はかなりサクサク読めたが、かなり後半は重いテーマとなった。 元々重い背景を背負っての二人の関係だったが、とりあえず色々なことにけじめをつけた格好になったという所だろうか。でも正直この二人は、恋愛関係よりも気の合う助手と探偵の方がいいと思うんだけどなぁ2022/03/02
蒼
0
kindle2022/02/28