出版社内容情報
高裁判事を辞めて居酒屋を開いた男、運転席で勉強を続けて司法試験に合格したタクシー運転手、茶髪にピアスの介護ヘルパー――。様変わりした日本人の働き方を生き生きと捉えたベストセラーを文庫化。
内容説明
高裁判事を辞めて居酒屋を開いた男、運転席で勉強を続けて司法試験に合格したタクシー運転手、茶髪にピアスの介護ヘルパー―。様変わりした日本人の働き方を生き生きと捉えたベストセラーに大幅加筆して文庫化。
目次
第1章 何のために
第2章 世代の摩擦の向こうに
第3章 不安と向き合う
第4章 会社との距離
第5章 伝える喜び
第6章 常識を疑い、壁に挑む
第7章 答えは悩みの中に
エピローグ―サザエさんの町五十年
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
♡kana*
16
ぬぬ。タイトルから想像した内容とは違って。途中から、パラパラと。2016/07/21
B.J.
9
●英・ガリアン賞:薬のノーベル賞。 ●「言うべきことは言う。摩擦があってこそ仕事だと思う」 ●責任追及だけで終わるから、失敗を活かせない。 ●経済学者ケインズは、「生きるために働く必要がなくなった時、人は人生の目的を真剣に考えなければならなくなる」と予測した。食べるに困らない豊かな時代。人々が働くことの意味を見つめ直している。・・・本文より2020/02/24
Nobuko Hashimoto
6
日経に2004~05年頃、連載された記事を集めたもの。様々な働きかた、仕事を紹介している。事例が多くて興味深く読めるが、一人ずつの紹介が短すぎて残念。こちらで紹介された人々、職種の「いま」を追ってほしい。記述・分析の仕方はいかにも日経目線というか、連載時期の風潮が色濃く反映されている。この1~2年後なら、あるいは日経以外の記者や研究者なら、こういう書き方はしないだろうなという表現が多々あり。2013/06/23
K.T
4
日経新聞の一面左側に載ってる特集記事をまとめて本にしたものだと思う。色んな人の色んな就職感が書かれてて人生色々だなぁ、と実感。上手く行ってる人、そうで無い人の事も載っててるのを見るにつけ、比較的(というか自分としては望外にかなり)上手く行ってる自分の会社員人生も、ほんとギリギリの所で進んでるよな、と実感。あの時あそこで折れてたら、逃げてたら今の自分は無かった。「世界一を目指して働けば自ずと真剣になるし成果も出る」という文中で紹介された一言に刺激を受ける。その通りだよね。もっともっと頑張らねば!★★★☆☆2016/09/07
宝塚けんけん
3
12年前の出版であるが、現在でも十分通用する内容だ。12年前に日経で連載されたのを懐かしく思い出しながら読んだ。金のためだけと割り切って働くのは面白みに欠ける。自分が生き生きできるようにするにはどうすればよいかを考えさせられる。組織が大きい部署なら向き不向きの適正もあるだろう。接客業としては感謝される喜びが働く原動力となる事が特に印象に残った。多くの内容を詰め込み連載されたのをまとめたのでぶつ切れ感はあるが大変内容の濃い著書である。大学生、高校生に推薦したい。2016/06/04