ＭＩＲＡ文庫 フレデリカの初恋

ヘイヤー，ジョージェット【作】〈Ｈｅｙｅｒ，Ｇｅｏｒｇｅｔｔｅ〉/佐野 晶【訳】

ハーパーコリンズ・ジャパン（2015/07発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 525p／高さ 15cm
• 商品コード 9784596916372
• NDC分類 933
• Cコード C0197

出版社内容情報

高貴な血筋と富、そして麗しい顔立ちを生まれ持ったアルヴァストーク侯爵は尊大で皮肉屋なことで知られている。最近も強欲な姉に、冴えない姪を社交界に披露する舞踏会を開くようにせがまれ、断ったところだ。何もかもに退屈していたとき、遠縁の“親戚”を名乗る客が訪れた。その若い女性――質素な身なりだが洗練された立ち居振る舞いのフレデリカは、美貌の妹の社交界デビューに力を貸してほしい、と勇敢にも頼んできた。侯爵は、その信じられないほど美しい妹を見るや助けを申し出た。思い浮かんだ妙案にほくそえみながら。

内容説明

高貴な血筋と富、そして麗しい顔立ちを生まれ持ったアルヴァストーク侯爵は尊大で皮肉屋なことで知られている。最近も強欲な姉に、冴えない姪を社交界に披露する舞踏会を開くようにせがまれ、断ったところだ。何もかもに退屈していたとき、遠縁の“親戚”を名乗る客が訪れた。その若い女性―質素な身なりだが洗練された立ち居振る舞いのフレデリカは、美貌の妹の社交界デビューに力を貸してほしい、と勇敢にも頼んできた。侯爵は、その信じられないほど美しい妹を見るや助けを申し出た。思い浮かんだ妙案にほくそえみながら。ヒストリカル・ロマンスの始祖が描く、魅惑のリージェンシー！

著者等紹介

ヘイヤー，ジョージェット［ヘイヤー，ジョージェット］ ［Ｈｅｙｅｒ，Ｇｅｏｒｇｅｔｔｅ］
１９０２年英国生まれ。７４年に死去するまでに約６０作の著作を発表。綿密な時代考証に基づき、リージェンシーをはじめ英国の歴史を舞台にした恋愛小説を多数著した

佐野晶［サノアキラ］
東京都生まれ。獨協大学英語学科卒業。友人の紹介で翻訳の世界に入る。富永和子名義でも小説、ノベライズ等の翻訳を幅広く手がける（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[アン]

高貴な血筋と財産に加え魅力的な顔立ちのアルヴァストーク侯爵。毎日に退屈している皮肉屋の侯爵に遠縁を名乗るフレデリカが現れた。俺様傲慢ヒーローは、フレデリカの様な媚びないヒロインに弱いのよね。百戦錬磨のヒーローもにぶちんのヒロインには形無し（笑）ワクワクもドキドキもキュンも薄めだったけど侯爵とフレデリカ一家のやり取りが楽しかった。特に弟たちが可愛く魅力的。古い作品なので苦戦するかなと思ったけど、傲慢なヒーローがフレデリカたちに巻き込まれていく様子が楽しく読みやすかったです。

2018/06/13

[たまきら]

1965年出版の恋に家族の問題に大騒ぎなロマンスです。傲慢冷酷なお侯爵に最初「やなやつ」と思うんですが、いやはや群がってくる有象無象、漱石の「なるほど少し待って下さい」を思い出しました。あはは、いやはやこれは大変だ！性格が悪くなっても仕方ないかなあ…。罰を与えるつもりがミイラ取りがミイラ、気づけばどっぷり愛情いっぱいの家族に夢中になり、最後の最後まで弟たちに持ってかれる楽しいドタバタロマンスです。誰もが完ぺきとはいいがたく、同時にどこか愛せるところもいいんだなあ♡面白かったです。

2022/01/17

[ごへいもち]

表紙はそれなりの雰囲気だけど中身はイマイチ。共感できないヒロイン

2018/02/25

[ＫＡＺＵ@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》]

サスペンスやＨＯＴシーン満載の本を、好んで読んでたけど、これは何とも穏やかで、心が洗われた感じです。時間を忘れて夢中になって読むというより、空いた時間にちょこっと読むといった感じの本でした。フレデリカの弟、可愛いかったなぁ( ^_^)

2015/08/20

[しましまこ]

月村圭先生の作品に出てたんでポチっとね。ハーレクイン、この表紙！1965年の作品！！これが面白かったんだわ。皮肉屋で傲慢だけど血筋も富も桁違い、美丈夫の侯爵様が遠縁の『親戚』を名乗るフレデリカと兄弟たちの巻き起こすトンデモ騒動に、翻弄されつつも楽しんで...主人公２人の上から目線が時に鼻に付くけど、とにかく楽しい。弟２人が可愛過ぎ！

2016/04/10