内容説明
カーラは十八歳で家出して以来、誰にも頼らず必死でキャリアを積みあげてきた。だが、ある日突然、会社を不当に解雇されてしまう。傷つき逃げるように向かった先は、パームズ島―幼いころの思い出がつまった海辺の家だった。そこでカーラは、再会した母が末期癌に苦しんでいることを知る。そして、失われた家族の絆を取り戻そうと心に誓う。最後の夏に、持てる力のすべてをかけて。全米ベストセラー作家が愛と命の流転を描く、感動のヒューマンドラマ。
著者等紹介
モンロー,メアリー・アリス[モンロー,メアリーアリス][Monroe,Mary Alice]
シカゴ生まれ。アジア文化と日本語を学び、教育学の修士号を取得したのち難民のためのESL(第二言語としての英語)教育プログラムの樹立に尽力。英語と日本語の教師、フリーランスのライターとしても活躍する。妊娠中に小説を書き始め、人間心理や自然と人との共生に関する深い考察を経て独自の作風を確立。現在はサウスカロライナ州パームズ島に住み、作家業のかたわら、海亀や野鳥の保護に情熱を傾けている
風音さやか[カザトサヤカ]
1948年長野県生まれ。編集業務に携わりながら翻訳学校に通い、翻訳の道に入る。1990年ごろよりハーレクイン社のシリーズロマンスを手がける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。