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内容説明
またあの島に行くなんて、とんでもない間違いではないのかしら。でも姉に約束してしまった―赤ちゃんが生まれたら会いに行くと。一年前、職場の恋愛問題で身も心も疲れ果てていたスザーナは、逃げるように姉の嫁ぎ先であるマルタ島のホテルを訪れた。そこでスザーナは、眠たげでセクシーな目をした男―マーク・キングストンと出会い、その魅力のとりこになった。だが炎のような一週間ののち、彼の不誠実さを思い知らされ、おまけにイギリスから突然の不幸な事件の連絡が入って、傷心のまま急遽帰国しなくてはならなかった。今、ふたたびマルタ島の空港ロビーで、彼女はショックに凍りついた。世界で一番会いたくない男性、マークがいる。
著者等紹介
ウォーカー,ケイト[ウォーカー,ケイト][Walker,Kate]
イングランド中部ノッティンガムシャーの生まれだが、ブロンテ姉妹の生地ヨークシャーで育った。ウェールズの大学、大学院に学び、ブロンテ姉妹の研究で修士号を取得した。児童館の司書から出発し、息子の誕生を機に作家活動を開始した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
10
もっと時間をかけて知り合っていればこういうすれ違いはなかったと思う。出会ってたった七日間では仕方がないか。ヒロインは一年かけてヒーローのことをようやく忘れかけたのに狙いすましたように再会。ヒロイン視点なので彼の思いが伝わらず、読み手はあれこれ想像する。でも一度読み終えてじっくり考えるとヒーローが気の毒に思えた。義兄の仕事を盾にとって脅迫まがいのことをする男だと思われてしまうなんて可哀想すぎる。終盤、ヒロインを追いかけて心の内をすべてさらけだしたヒーローの告白はとても素敵。再会したときそう言えばいいのに。2015/02/16
麻琴
2
ヒーローの考えがわかってる状態で読み直すと、色々な場面での彼の心情を想像してより話に入り込んでしまう。それにしてもヒロイン、最後のヒーローの素敵な告白シーンでとんでもない失言を。すぐに誤解に気づき引きとめるけど、あれを言われたヒーローは一瞬絶望したに違いない。最後まで罪作りなヒロイン(笑) ☆52015/04/09
麻琴
2
再読。この本大好き。ヒロインがちょっとイライラするものの事情を考えれば仕方ない範囲。ヒーローが言葉では最後の数ページまで素直な思いを伝えないけど分かって読みなおすと必死さがわかる。良作。☆52015/02/04
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