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内容説明
ジャングルの中を、サラは逃げていた。アフリカのコンゴに来て二週間、看護師をしていた診療所が、武装した男たちに襲われ、医師も患者も、医療施設も、すべて焼き打ちに遭った。生き残ったのはサラひとり。医師から託された病原体の入ったコンテナとともに。これを大使館に届け、村に広がる恐ろしい伝染病を食い止めなければ。だがサラは暗い密林で迷い、疲れはて、木の根元にうずくまった。「サラ・バーデットだね?君を迎えに来たんだよ」不意に現れた男に、サラは助け起こされた。茫然と力強い腕に包まれ、死の恐怖も忘れ、彼女はいつしか深い安らぎを感じていた。なぜ男がジャングルにいたのか、彼は何者なのか考える余裕もなく。
著者等紹介
ホワイト,ロレス・アン[ホワイト,ロレスアン][White,Loreth Anne]
アフリカ南部に生まれ育ったが、現在はカナダのブリティッシュ・コロンビア州のスキーリゾート地、ウィスラーに住む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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akiyuki_1717
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何だか…面白、かったんだけど、ヒロインが逆境にもめげずに頑張る姿は良かったけれど、被害者意識の強さに何度かウンザリした。元夫に何年にも渡り精神的に虐待を受けていたというけれど、浮気されてて相手が妊娠するまで気付かないのもどうかと思うよう。ヒーローは正義感もあり、優しさもありと言うこと無しで、出来過ぎぐらいでした。生々しい場面もあったけれど、グロすぎずサラリと読めました。赤ちゃんの存在ってやっぱり素晴らしいし、希望の象徴になりますね。ヒーローが医師としてやり直したいという決意は素晴らしいと思った。2018/07/18