出版社内容情報
これから公認心理師や臨床心理士をめざす学生のための入門テキスト。心理臨床の基礎から最新の動向まで、まずはこの1冊で2015年の立法を受け、各大学で「公認心理師」養成のカリキュラムが組まれ、カウンセリングや心理療法などはすべて「心理学的支援法」という科目のなかに盛り込まれることとなった。本書はその科目に対応する入門テキストである。心理学的支援の基礎から最新の動向まで網羅し、ロジャーズ派に軸足を置きつつ他学派や他技法も扱うなど、バランスのとれた内容となっている。
第1章 心理学的支援法への誘い
1.導入――現代社会と心理支援・心理学的支援法
2.心理支援,心理学的支援法とは
3.本書で使用する用語について
第2章 心理学的支援法の特質
1.心理学的支援法の特質
2.心理学的支援法の効果
3.心理学的支援法の限界
第3章 心理学的支援法はどのような問題を対象とするのか
1.心理的問題の背景や成因
2.各発達段階に見られる心理的問題
3.その他の心理的問題
第4章 心理学的支援法はどのように発展してきたのか
1.心理療法(サイコセラピー)とカウンセリングの歴史的背景
2.心理療法(サイコセラピー)とカウンセリングの合流と発展
第5章 心理学的支援法のさまざまな理論と方法
1.心理学的支援法の現在までの発展
2.カウンセリング/心理療法の主要なパラダイム
3.カウンセリング/心理療法のさまざまな理論と方法
第6章 心理学的支援法の主要理論(その1)――心理学的支援法の基礎としてのパーソンセンタードセラピー
1.カウンセリング/心理療法におけるパーソンセンタードセラピーの特質
2.パーソンセンタードセラピーの理論
3.パーソンセンタードセラピーの基本的な方法
第7章 心理学的支援法の主要理論(その2)――パーソンセンタードセラピーの発展的方法とヒューマニスティックセラピー
1.エンカウンターグループとパーソンセンタードアプローチ(PCA)
2.パーソンセンタードセラピーの発展的方法
3.パーソンセンタードセラピー以外の主要なヒューマニスティックセラピー
第8章 心理学的支援法の主要理論(その3)――精神分析と精神力動的セラピー
1.精神分析と精神力動的な理論
2.精神力動的セラピーの主要な方法
第9章 心理学的支援法の主要理論(その4)――認知行動療法
1.認知行動療法とは
2.認知行動療法の主要な理論
3.認知行動療法の主要な方法
第10章 心理学的支援法の主要理論(その5)――その他の理論と方法
1.家族療法とブリーフセラピー
2.クリエイティブセラピー(表現芸術療法)
3.現代的で統合的な諸理論
4.民族文化療法(エスノセラピー)
5.折衷的・統合的・多元的アプローチ
第11章 心理学的支援法のプロセスと実際
1.心理学的支援法のプロセス
2.心理支援の実際と留意点
第12章 心理学的支援法をさらに学ぶために
1.理論や方法についての知識的学習
2.演習と実習による体験的な学習
3.実践におけるトレーニング
理解度確認テストの解答
用 語 集
文 献
人名索引
事項索引
末武 康弘[スエタケ ヤスヒロ]
著・文・その他
目次
心理学的支援法への誘い
心理学的支援法の特質
心理学的支援法はどのような問題を対象とするのか
心理学的支援法はどのように発展してきたのか
心理学的支援法のさまざまな理論と方法
心理学的支援法の主要理論(その1)―心理学的支援法の基礎としてのパーソンセンタードセラピー
心理学的支援法の主要理論(その2)―パーソンセンタードセラピーの発展的方法とヒューマニスティックセラピー
心理学的支援法の主要理論(その3)―精神分析と精神力動的セラピー
心理学的支援法の主要理論(その4)―認知行動療法
心理学的支援法の主要理論(その5)―その他の理論と方法
心理学的支援法のプロセスと実際
心理学的支援法をさらに学ぶために
著者等紹介
末武康弘[スエタケヤスヒロ]
1982年筑波大学第二学群人間学類卒業。1989年筑波大学大学院教育学研究科教育学専攻博士課程単位取得退学。1991年女子美術大学芸術学部助教授。1993年明治学院大学文学部助教授。1996年法政大学文学部助教授。2001年法政大学現代福祉学部現代福祉学科助教授。2004年法政大学現代福祉学部現代福祉学科・大学院人間社会研究科教授。2012‐2013年法政大学大学院人間社会研究科長。2014‐2016年法政大学現代福祉学部長。法政大学現代福祉学部臨床心理学科・大学院人間社会研究科教授、博士(学術)、臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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