中公新書
さすらいの仏教語

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  • サイズ 新書判/ページ数 193p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121022523
  • NDC分類 180.4
  • Cコード C1295

内容説明

私たちの周りでは仏教由来の言葉が数多く使われている。「阿弥陀クジ」「あまのじゃく」など納得の言葉から、「砂糖」「ゴタゴタ」「微妙」といった意外な言葉、そして「魔羅」「ふしだら」「女郎」なんて言葉まで!仏教語はどんな「さすらい」の旅を経て、今日の姿へと変貌したのか。はじめは驚き、やがて得心、最後には仏教の教えが心に響く―。禅宗の僧侶にして、芥川賞作家ならではの仏教エッセイ。

目次

師子身中の虫
莫迦
ホラ吹き
魔羅
どっこいしょ
皮肉
貧者の一燈
観念
娑婆
退屈〔ほか〕

著者等紹介

玄侑宗久[ゲンユウソウキュウ]
1956(昭和31)年、福島県三春町生まれ。慶應義塾大学文学部中国文学科卒業。さまざまな仕事を経験した後、京都、天龍寺専門道場に入門。現在は臨済宗妙心寺派、福聚寺第35世住職。2001年、「中陰の花」で第125回芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ともとも

19
普段、私たちが使っている言葉。 そんな言葉に、佛教が由来であったり、佛教的な意味があったり、 本当の意味を知らずに使っていた気恥かしさを感じながらも 本当の意味、由来、そして歴史を新たに知ることが出来きました。 そして言葉の中に、自分たちの暮らしの中に佛教が息づいている。 その思想の、歴史の奥深さなどを感じながらも、 言葉を使って生きている有難さ、生きていることへの素晴らしさを痛感させる 1冊で良かったです。 2015/04/24

梅ちゃん

17
2017.06.05 仏教に由来する言葉で、現在その使い方が変遷してきたものがたくさん取り上げられていた。「うろうろ」「がたぴし」「ふしだら」などなどこれもそうなのと思う言葉がたくさんあった。これらを頭にインプットできたらいいんやけど、読み終わるとすっかり忘れている自分の頭が情けない。図書館本なので、今度は買って手元に置いて読もうかな。2017/06/05

スノーシェルター

17
へぇ~がいっぱいだった。普段使っている言葉にそんな意味があったのか。玄侑さんの解説にユーモアがあって、更に面白かった。サンスクリット語が気になる。2015/05/21

陶子

3
玄侑宗久さんの文章は、素晴らしい。仏教の話しを素敵な文章で、心が洗われるようでした。説法もきいてみたいです。小説も、素晴らしく、これからも、読んでいきたい。2020/05/03

遊未

2
日常、普通に使用されている「どっこいしょ」「がたぴし」のような言葉から「利益」のような言葉まで極めて普通の言葉が取り上げられています。軽く読めるように工夫されていますが、その分もう少し仏教の分野の説明も欲しいように思いました。昔は「ばか」と「あほ」が関西と関東で重さが逆でしたが、今はどうでしょうか?2016/01/18

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