出版社内容情報
ホーマー・ヒッカム[ホーマーヒッカム]
金原瑞人西田佳子[カネハラミズヒトニシダヨシコ]
内容説明
時は1935年、飼っていたワニ(2歳、名前はアルバート)を故郷に帰してやることにした若き二人は、車の後部座席にワニを乗せ(!)、千キロ以上もの距離を旅した。映画『遠い空の向こうに』の原作者H・ヒッカムが、両親の実体験をもとにした旅物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おさむ
38
人生は謎の連続。なんでもわかったような気になってるけど、なんにもわかってない。ロードムービー風の不思議な大人の寓話ですね。次から次へとアクシデントが発生、それを乗り越えていくというノリは、幼い頃に見たアニメ「トム&ジェリー」を思い出しました笑。2016/11/20
rena
28
昔、結婚祝いにもらったワニを故郷に返すのに夫婦がフロリダに車で旅する。その旅の途中にとんでもない事件に巻き込まれたり、ワニ君(アルバートという名)がいくつもの危機を救ったりと最後は。。ドタバタなんだけど愛嬌のある物語。2017/10/15
seacalf
20
能天気なアメリカ気質にどっぷり浸れる。ここまで破天荒なストーリーは、もはや寓話のつながり。エルシーの想い通りに辿っていけば波乱万丈なロードノベルを楽しめるかもしれない。チャレンジ精神旺盛な彼女に、そして及び腰なホーマーにも次から次へと冒険が舞い込んでくるから。だが、心の交流のない夫婦のちぐはぐなやりとりは、辛辣ながら興が醒めるばかり。すれ違いだけらけの二人にもう少し優しさある描写を加えてくれたら気持ちよく読めたかも。良くも悪くも、こういうアメリカっぽい大風呂敷広げまくりな話は大好きなんだけどなあ。2017/01/05
リトル
15
★★★ 飼っていたワニのアルバートを故郷へ帰すために夫婦で旅をする。夫婦関係、とんでもない出来事... 最初から最後までハラハラだった。名前のない雄鶏が一番好き!2017/01/26
kozu
14
壮大な映画を、DVDじゃなくて映画館で観終えたような、映画館を出てもまだ余韻たっぷりなあの感じ。両親の実体験をもとに書かれたという、夫婦とワニの痛快なロードノベル。気がつけば夫婦とワニ(と雄鶏)はもちろん悪役コンビもいとおしくて、旅の終わりがどうなるのか気になるというよりは、いっそこのまま旅が終わらずに世界一周でもしてくれたらいいのに…!という気持ちに。思いがけない最後の話にぐっときてぼろっと泣きながらも、気持ちは晴れやか。お腹を撫でてほしがるワニ、可愛い。2016/10/24
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