出版社内容情報
〇意外と知らない「物価」をわかりやすく解説!
物価は私たちの生活に密接に関わっており、誰もが無関係ではいられないものです。
一方で、私たちは物価というテーマについてきちんと学ぶ機会がありません。
本書では「そもそも物価とは何か」「物価が変動する要因」「物価が上がると生活はどうなるのか」など、意外と知らない物価の知識について、誰でもわかりやすいようにイラスト図解を用いて解説します。
本書を読むことで、経済ニュースへの理解も深まります。
〇物価は思っているより上がってない?
近年、物価の上昇が続いており、話題となっています。
2024年7月、一般の消費者に「日頃よく購入する品物の価格は1年後どの程度になっているか」
を聞く調査が行われ、全体の45.2%の人たちが「5%以上上がる」と回答しました。
しかし、消費者物価指数という物価の動きを表す数値を見ると、
消費者が予想する「5%以上の上昇」は過去20年間で一度もありません。
2%を超えたのも、2014年、2022年、2023年の3回だけなのです。
物価に関する数字やしくみを理解することで、自分の中の思い込みが変わるきっかけになります。
内容説明
物価は私たちの生活と密接に関わっていますが、物価を測る指標や物価の変動する要因など、基本的なしくみは知らない人が多いのではないでしょうか。本書を読むことで、消費者物価指数の測り方、為替レートと物価の関係、金融政策の物価への影響など、さまざまな視点から「物価のしくみ」を知ることができます。物価への見方が一変することでしょう。
目次
第1章 物価とは何か?(物価とはモノやサービスの値段のこと;物価は「経済の体温計」といわれている ほか)
第2章 物価を動かす要因(物価上昇を引き起こしたふたつの主な要因とは;景気は物価を動かすいちばんの要因 ほか)
第3章 物価が上がると生活はどうなる?(物価が上がるとお金の価値は下がる;物価が上がると短期的に生活が苦しくなる ほか)
第4章 世界の物価(物価の上昇率が高い国はどこ?;日本は主要国と比べて物価が上がっていない? ほか)
第5章 政策と物価の関係(物価の安定を図り経済を健全に発展させる;金融政策によって物価が変動する理由 ほか)
著者等紹介
斎藤太郎[サイトウタロウ]
ニッセイ基礎研究所経済研究部経済調査部長。1992年京都大学教育学部卒業、同年日本生命保険相互会社入社、1996年にニッセイ基礎研究所、2019年8月より現職。2010年拓殖大学非常勤講師、2012年より神奈川大学非常勤講師、2018年より総務省統計委員会専門委員を務める。専門は日本経済と雇用の分析。雑誌、新聞などへの寄稿多数
木下智博[キノシタトモヒロ]
追手門学院大学経済学部経済学科教授、追手門学院大学大学院経営・経済研究科教授。1984年東京大学法学部2類(公法)卒業、同年日本銀行入行。1990年ハーバード大学法科大学院卒業(法律学修士)。日本銀行ニューヨーク事務所次長、システム情報局参事役、青森支店長などを歴任。政策研究大学院大学教授、お茶の水女子大学客員教授などをへて、2018年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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