内容説明
ローマ教皇が心臓発作により逝去した。数日後、イスラエル諜報機関長官ガブリエルは教皇の個人秘書に極秘裏に呼びだされる。当日の警備担当者が失踪し、教皇が旧友ガブリエルに宛てた手紙が持ち去られたというのだ。教皇暗殺を疑い、わずかな手がかりを追うが、その先には新教皇選挙に不穏な影を落とす秘密組織と、歴史を覆す禁断の書の存在が―。ヴァチカンに史上最大の危機が迫る!
著者等紹介
シルヴァ,ダニエル[シルヴァ,ダニエル] [Silva,Daniel]
これまでに刊行した23作すべてをNYタイムズ・ベストセラーリストに送り込んでいる人気作家。ガブリエル・アロン・シリーズは全作品が高い評価を受け、30以上の言語で翻訳されてベストセラーになっている。CNN特派員の妻ジェイミー・ギャンゲルと2人の子供で双子のリリーとニコラスとフロリダ州在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nat
32
図書館本。背景にユダヤ人とカトリックの長い歴史が関係していた。ヴェネツィア やローマなどを舞台にコンクラーベが関わりながら物語は進んでいく。終盤に思いもよらぬ展開になった。ヴェロニカの気持ちを考えると、少し切ない結末だった。2023/05/26
うたかたの日々
27
バチカン絡みでの話し。善人と信念が勝ストーリーは読後も後味がよい。早く次回さく読みたい。2022/04/04
stobe1904
20
【ガブリエル・アロンシリーズ】今回はバチカンが舞台。急逝した教皇の数日後、アロンは教皇秘書に極秘裏に呼び出されて、教皇の暗殺と失われた手紙の捜査を依頼される。教皇殺害事件を追うアロンにイエス・キリストの処刑を命じたローマ総督の回想録の行方が見え隠れするが…。今回はバチカンの闇を暴く諜報戦がメインなので、アクションシーンは少な目だが、読み応えは十分。このシリーズはハズレがなく毎回期待値を満たしてくれる。次作が待ち遠しい。★★★★☆2021/05/24
Masa
10
読了。これもだいぶ前。オフィスの面々が健在で何よりな一冊で、読んでいて嬉しくなったのですが、テーマは重厚で、リズムの良いエンターテイメントでした。このシリーズ、もっともっと人気でもおかしくないと思うんだけどなぁ。しかしカブリエル、歳とった! シリーズの終わりがあるとしたら、それはどうか悲しみでないようにと祈るくらいには、かれも歳をとった。なのにあんなにカッコいいのは、同じ男として嫉妬するレベル。2021/05/16
コージ
6
自分にとっては難しい内容だった。キリスト教とユダヤ人との関係。イエスの死とユダヤ人との関わり。苦手な分野だった。ただ新教皇の総選挙の様子は初体験で興味深かった。新教皇誕生のシーンは鳥肌が立った。2021/05/18