内容説明
ファンザム国の十番目の姫、ロザリナは森で出会った男性を庇って毒矢に倒れるも、なんと彼は隣国の王太子フォーンハルトで！？気づけば彼の国に連れ帰られていた。素性を明かせないまま彼に気に入られ＆結婚を迫られ戸惑ってしまう。しかも成り行きで彼の婚約者のフリをすることに。甘く愛してくれる彼に次第に惹かれて胸が高鳴っていくけれど！？
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
有機物ちゃん
21
兄姉が多いため、王城とは別の城を与えられ自由に過ごすロザリナ。森で迷った際に助けてもらった青年を庇い毒矢を受けてしまい～…でタイトルの流れ。ロザリナの出自を隠したまま、王位継承の政争、疑心暗鬼になりながらも王子に惹かれていく気持ちがすごくキレイにまとまってる。バランスがいい…これが王道ってやつかもしれない。ロザリナ気も強くて度胸もあって売られたケンカはおほほほと優雅に買うし、王子にキスされたら怒りのガチ蹴り食らわすし、強い女ぁ……大好きだ。最初ガサツ系ヒロインかなと思ってたけど超ハイスペックヒロインだった2023/04/13
十六夜
6
この先生の作品にしては分厚い。十番目の王女として城を一つ与えられてわりと自由に暮らしていた王女。森で百合を切って帰ろうとしたらイノシシに追われ、逃げていたら嵐に遭い、通りがかった一行に助けてもらうことに～というお転婆なはじまり。一宿一飯で別れるはずが王家の紋章入りのナイフを忘れたことに気づき、引き返したところ、一行の主人である青年が矢で狙われているのに気づき、阻止したら怪我を負って保護されることに。その流れで婚約者のフリも頼まれ～という。いつもの賢いヒロインとややオレ様なヒーローの安定ロマンスだった。2022/05/22
sleep
0
結婚しようと言うヒーローがどこまで本気なのかなあと思いつつ、ヒロインが度胸のある頼もしい性格で好きでした。好きにならない男なんていないんじゃないかなあ。糖度が段々上がっていくのも良かった。2023/01/08
