出版社内容情報
とめどない涙のあとに、
小さな恋の虹が架かる……。
領主の末裔ながら、現在は貧しい暮らしをするクロスビー家。
一人娘のレオノーラは若い娘らしい華やかな生活とは無縁で、
ばあやと一緒に、家政能力のない両親の世話をしている。
あるとき村の老医師が倒れ、新しい医師ガルブレイスがやってきた。
先日、みっともなく転んだところを助けてくれた彼との再会に、
恥ずかしいような、嬉しいような思いがレオノーラの胸に湧いた。
その感情がいったいなんなのか、自分でもわからなかったけれど……。
そんなある日、レオノーラがつらい出来事に見舞われて
必死に涙をこらえていると、ドクター・ガルブレイスが言った。
「誰かの肩にすがって泣きたいときは、いつでも声をかけてくれ」
穏やかな作風で癒やしを与えてくれる無双の作家ベティ・ニールズの名作選をお贈りします。レオノーラの良いときも悪いときも陰から見守っていたドクター・ガルブレイスの大人の包容力がすてきです。
ベティ・ニールズ[ベティニールズ]
著・文・その他
有沢瞳子[アリサワトウコ]
翻訳
内容説明
領主に末裔ながら、現在は貧しい暮らしをするクロスビー家。一人娘のレオノーラは若い娘らしい華やかな生活とは無縁で、ばあやと一緒に、家政能力のない両親の世話をしている。あるとき村の老医師が倒れ、新しい医師ガルブレイスがやってきた。先日、みっともなく転んだところを助けてくれた彼との再会に、恥ずかしいような、嬉しいような思いがレオノーラの胸に湧いた。その感情がいったいなんなのか、自分でもわからなかったけれど…。そんなある日、レオノーラがつらい出来事に見舞われて必死に涙をこらえていると、ドクター・ガルブレイスが言った。「誰かの肩にすがって泣きたいときは、いつでも声をかけてくれ」
著者等紹介
ニールズ,ベティ[ニールズ,ベティ] [Neels,Betty]
イギリス南西部デボン州で子供時代と青春時代を過ごした後、看護師と助産師の教育を受けタ。戦争中に従軍看護師として働いていたとき、オランダ人男性と知り合って結婚。以後14年間、夫の故郷オランダに住み、病院で働いた。イギリスに戻って仕事を退いた後、執筆を始めた。1969年『赤毛のアデレイド』を発表して作家活動に入る。2001年6月、惜しまれつつ永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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akiyuki_1717
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