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内容説明
ジャズの流れる部屋の中、そばにいるのはこの世から消えたはずの男…。機内で偶然隣り合った男が気になってしかたがない。狭いシートに収まりきらない体をしきりと動かしている彼は、カウボーイ?それとも世界を駆け回る傭兵だろうか?華やかなテレビ界で働くローレンにとって、取材対象でしか巡り合わないようなタイプだ。精悍な横顔、そして低く豊かな声。だが、甘い期待を抱く前に大惨事が襲いかかった。着陸態勢に入った機体が地面に突っ込み、真っ二つに…。ローレンと隣席の男性は奇跡的に助かったが、救助隊が駆けつけマスコミのヘリが上空を飛びかう中で、まるで自ら死に向かうように、彼が忽然と姿を消した。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
1
祭壇に置き去りにされたヒロインと、離婚歴があるヒーローです。サスペンスだけど、犯人は分かってるし、ヒーローもヒロインも大人で、イエスノーがハッキリしていて、どちらもそれを受け入れるところが小気味よく、読みやすかった。後半のヒロインの固くなさをヒーローが我慢しきれなかったのが残念だったけど、欲望を受け入れ楽しむことに関して、意見の相違があるからまぁ仕方がないか…この作品で思ったのが、ヒーローの上司と、ヒロインの上司は能無しだということかな、人の上に立てる器ではありませんね(笑)2017/05/13