出版社内容情報
衣食住という語が日常生活を代弁する概念として使われるほど、衣服、食物、住居は生活の重要な要素である。ここでは、生活全体としての人と、生活手段としての衣・食・住とのかかわりに関する科学の成果と現状を概観し、物が充足した現代における、生活者の視点に立った人ともののかかわりの科学の課題を考察する。
1.衣・食・住に関する科学的視点
2.衣・食・住と周辺科学
3.食の文化-歴史学的・比較論的アプローチ
4.栄養学発展の歴史
5.食品の科学と技術-その発展の軌跡
6.食生活の構造-その現状を考える
7.衣服製作の科学と技術
8.衣服素材の多様化
9.服装の心理
10.洗濯をとりまく科学
11.住居学の目的と方法
12.三世代同居住宅の平面型の変遷
13.住まいの安全性
14.環境共生住宅
15.衣・食・住の科学の課題